まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

バーバパパと百十四銀行

2004年10月05日 22時05分58秒 | フランス
 昨日投稿分のコメントに百十四銀行の話題が登ったので、その関係の話を一つします。私の勤務する事務所の近くに百十四銀行のATM機が有り、通勤の途上否応なくそのATM機のマスコットキャラクターと眼が合います(写真参照)しかも、左手を挙げながら「サリュ!」と言っております。

 ・・・「サリュ」ってナニ?

 私はこれまで事務所に向う途上、いつも心のどこかで「サリュって・・・プッ」って思っていました。ところが、先日NHKのフランス語講座を見ていると出演しているフランス人女性がブラウン管の中で「サリュ!」と言っていることに気付いたのです。慌てて番組をちゃんと見返すと「やあ!」の意味であることを知りました。

 ・・・でも何故フレンチ?

 かつて、UFJ銀行の前身の一部であった三和銀行のイメージキャラがスヌーピーであったように、当銀行のイメージキャラクターは実はバーバパパなのである。フランスとバーバパパの関係についてインターネットで探ってみると、バーバパパの原点はフランスの絵本にあるとうことがわかりました。余談ですが「バーバ」は「わたあめ」や「ひげ」の意味だそうです。「わたあめ」ならばふわふわしたイメージを想起しますが、その真の意味が「ひげ」であるならば、ある種の悲劇(または喜劇)が起きます。詳しくはこちらを参照下さい。

 http://nisnas.main.jp/kakorog_701_710.html

 百十四銀行がナニゆえにバーバパパをイメージキャラクターに選んでいるかは不明です。逆に御存知の方がおられたら教えてください。何がともあれ、明日からは例のATM機の前で私も心密かに「サリュ!(salut!)」と叫び返すことが出来そうです(嘘)



梅田再開発

2004年10月05日 21時23分08秒 | 建築
 本当に西梅田は再開発が盛んで、ハービスの二期工事もかなりいい感じで劇団四季の杮落としの演目などが先日新聞で紹介されていました。その裏手のサンケイビル付近も新しく建て変わるみたいですし、梅田界隈としては1980年代におけるJR大阪駅南側「第一~第四ビルの建設に伴う再開発事業」以来の大開発ではないかと思います。

 西梅田の再開発はJR西梅田貨物操車場跡の再開発と、それに前後して阪神電車が地下化されたことに伴う再開発事業に端を発し現在に至っています。当時は今のリッツ・カールトンのある辺りまで阪神電車が地上を走っておりました。

 先日、JR大阪駅御堂筋南口から外に出ると阪神百貨店と阪急百貨店を結ぶ交差点の脇に鉄骨二階建ての何かを建設中でした。(写真参照)1階のピロティはバス乗り場になっていて、立地的にはJR大阪駅の改修工事に伴い締め出される店舗の仮設利用に使われるのではないかと勝手に思っております。歩道橋にも近接しているので、二階からもアクセスできるようにするのですかねえ。

 現在、大阪駅構内は週替わりの迷路になっていて、週末訪れるたびに迷います。ていうか行き止まり多過ぎです。駅構内のプラットホームは環状線の隣にある1・2番線ホームが完全に封鎖され解体工事中です。1・2番線が完成すると隣のホーム、また隣のホームと順番にリニューアルしながら橋上駅舎の足場を確保していくのだと思います。ホームを上部からガンガンに掘っているのが隣のホームから見えるのですが、ホームを構成する部材が意外に薄っぺらな感じなので驚きました。

 大阪駅近辺はもともと地盤の弱い土地で「梅田」の地名の由来も「埋田」から来ていると言われております。なのでJR大阪駅は昔から幾度となく地盤の沈下という危機にさらされ、そのたびにかさ上げ工事を実施しています。駅構内が微妙に階段が多いのはそのためで、ホームに上がる階段も上がり終わる前に側壁をみると壁の色カタチから建設年代が異なっている(つまり継ぎ足されている)ことがわかる部分があります。ま、高度成長化時代を経て、地下用水の取水制限も確立されているので、再び当時のような地盤沈下はないと思うが、今回の大規模改修でそのへんのことはキチッと補強して頂きたいものである。

 JR大阪駅が橋上駅舎によって南と北の動線を巧みに繋ぐことが出来れば再開発中の西梅田・東梅田、なかなか開発の進まない茶屋町界隈、そして、大阪最後の一等地と言われている北梅田、更にはスカイビルのある新梅田シティと大梅田商業地区が形成されるのではないかと密かに期待しているところであります。




火事場のクソカ

2004年10月02日 20時59分20秒 | 建築
タイトルはタイトルで内容と全然関係のないことを初めに断っておきます。(いつものことですがケド(^^;))

今日、神戸で火災現場に遭遇しました・・・いや、火災現場が私に遭遇しました。単なる野次馬ですかね。駅前大通りと商店街の間に現場があったので付近は、大掛かりな交通封鎖をしていたにも関わらず観光客を含む幾人もの野次馬でごった返しておりました。

前面道路が車両一台通れるほどの幅員だったので、そこにはしご車が一台停まり放水、更に隣接する四階建ての住宅の窓から放水という感じで消火活動を行っておりました。入れ替わり立ち代り消防隊員が現場の道を行ったり来たりしていてまさに日々命がけで仕事をしている公務員の姿に胸を打たれました。

我々が建物を設計する際、または設計のための打合せをする際に、いつも「うわ、延焼ライン内だから網入りガラスにしなくちゃ」とか「代替進入口どこにしよう」とか防火・避難関係の事項は必要最小限に納まるようにしようと結構迷ったりするものですが、こういう風景を見ているともっと積極的に「有事のことを考えて設計していかないといけないものかも」と改めて思ったりもしました。

さっき新聞で確認しましたが、この火事は幸いにも、近所の人が煙を吸って気分が悪くなった程度で済んだようでした。