まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

『近代建築探訪-神戸大学に残る国登録文化財を訪ねる-』に参加してきた☆《中編》

2013年03月02日 22時38分51秒 | 六甲・まや
初めから読んでない方はコチラ





車寄せのある正面玄関から入り、廊下を進み大教室に向かう。この建物も最近、足立教授監修による修復工事が終わったばかりで綺麗になっている。





屋内消火栓設備。手書きのフォントが時代を感じさせる。残せるところは出来る限り現状維持というのが教授のポリシーの様、こういうものが残されているのは嬉しい限りである。





階段状の教室だが、床は階段ではなく、ゆるやかなスロープ状になっているところが特に目を引いた。階段状の教室は幾つも経験しているがスロープになっているところはここが初めてである。ちなみに、ここで「僕の彼女はサイボーグ」という映画で綾瀬はるかさんがロケを行ったらしい。





空調の吹き出し口だろうか?苦肉の策と言うか、ある意味大胆なやり口だなと思った。個人的には悪くはないなあと思う。





建物中央の感じは官公庁の古い建物たちとよく似た趣を醸し出しているよね。





照明たちも一つ一つデザインが凝っている。カタチは全然違うけれど、大阪府庁の本館を思い出したわ。





役物のタイル。いやあ、金をかけているあぁ~。





「貴賓室」のフォントが面白い。





きっと、普段の我々では入れない場所。。。





大学の中にこういう場所があるって、建物フェチの私にとってみれば羨ましい限りである。





正面の車寄せの前にある大きな照明(?)、最初に見たとき「ガミラス星」かと思ったよ。





続いて向かったのは、兼松記念館。しかしながらここは外観のみ。外装の雰囲気と正面玄関の庇の重たさが妙にアンバランスで不思議な感じの建物。





だけど、デザイン的には六甲台講堂・六甲台本館を相通じるものがあり、やはりエエ建物やなあと思った。





フォントが面白い。。。





そもそも、ここ六甲台キャンパスの建物たちはどれも同じような外装タイルを使っていて落ち着く感じがする。右手にあるのは最近の建物で左手にあるのは社会科学系図書館で







学内では最大かつ最古の図書館となっている。





入館前に、館内は私語禁止・フラッシュ撮影禁止・学生の顔のわかる写真の撮影禁止という説明を受けていざ入館。





2階には大きな壁画が!壁画の中央下部には書庫への扉があり、壁画と扉の位置関係が構図的に最後の晩餐のようになっているのが面白いなあと思った。





特別に書庫の照明をつけていただき、室内を拝見させてもらった。この和建物は直近に改修を行う予定で、奥にあるエレベーターも現在のような姿を見れるのはこれが最後であるという説明を受けた。





閲覧室室内。





実はこの図書館・・・深津絵里とリリー・フランキーが出ていたCMの撮影に使われていた図書館なのである。





案内講師の方からも特に説明はなく自信なかったけど、実際に入ってみると「あ!深ちゃんの!!」って思ったよ。ある意味、綾瀬はるかのロケ地であることよりも深っちゃんが立ち入った図書館であることの方が百万倍価値のあることのように思った。





そして一行はフロンティア館を抜けて最後の目的地、武道館を目指すのであった。

つづく

『近代建築探訪-神戸大学に残る国登録文化財を訪ねる-』に参加してきた☆《後編》


最新の画像もっと見る

コメントを投稿