ひっさびさに、目を疑うほどの美しい夕景に遭遇した。
オテル・ド・摩耶から須磨浦公園方面を望んでいる。
前方に見える海面の向こうには淡路島があるようだ。
上空にはパースペクティブのような雲が現われた。
その柔らかい質感は、まるでオーロラのようだ!
空の遠近法は、秋特有の横並びの雲にも表わされ
素敵なグラデーションを呈し続けているのである。
やがて日没し、空にはオレンジ色の雲の橋が架かる。
落陽後の貴重な数分間のショー、マジックアワーだ!
夏の日の夕景も好きだが、秋の夕景には勝てない。
柔らかい雲のテクスチャーが哀愁を誘ってくるのだ。
嗚呼!愛しの黄昏時よ!
何とトリコロールカラーを呈し始めたかと思うと
空は、次第に深紅の絵の具を垂らしたような、
そんな劇的な色に自らを染めていくのであった。
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