とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

大學入試における英語の外部試験導入はうさん臭い

2018-05-01 19:26:40 | 教育
 大学入試が大きく変わろうとしている。長らく続いた「大学入試センター試験」が「大学入試共通試験」として生まれ変わり、国語や数学で記述式が導入される。そして一番大きな改革としては、英語において民間の外部試験が合否判定にとりいれられるようになる。英検やTOIECなどが入試に必要になるのである。私は大学入試改革は絶対に必要である考えている。これまでも国語の入試に対しての批判はここで繰り返してきたが、現状の国語の入試問題はひどいものだからだ。しかし英語の外部試験導入については賛成しかねる。なぜなら、今のところ入試問題としての公平性に疑問があるからだ。

 今回の改革はあまりに性急すぎる。英語の外部試験導入についてはかねてからその公平性に問題があるという指摘がなされてきたし、そもそも英語の小学校での必修化なども大きな問題があることが指摘されてた。それなのにここまで改革を急いでいるのは納得がいくものではない。

 議論が出つくしていないし、準備の時間も足りないそんな中での改革には何か裏があると誰もが思ってしまう。おそらくそうなのであろう。教育関係の業者の暗躍ぶりは目に余るものがあり、何様化している業者もある。こんな状況で焦って改革が進められて、いい改革になるはずがない。犠牲になるのは子どもたちだということを忘れてはならないはずだ。

 昨今の各省庁の不祥事もこのような理不尽な上からの圧力によってなされているのだろう。せめて議論が見える形になることを望む。(文科省は見えるようにしていると主張するのだろうが、あなたがたの見えるは見えないに等しいことは加計問題で明らかになっているので信用しない。トップ官僚はそれだけ卑怯だというイメージしか今はないのだ)
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