とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

教育改革の混乱

2022-11-17 08:32:21 | 教育
 教育改革が混乱している。

 以前は教育の改革はゆるやかに行われてきた。それがいいわけではない。そのために旧態依然として教育が平気に行われていたのは事実だ。しかしこの10年教育改革はスピードを急激に増してきた。ここに来てコロナの影響もあってICTの導入が進み、改革のスピードが加速度的に進んでいる。

 小学校のプログラミングの導入、英語の教科科、スピーキングテストの導入、高校における「情報」の必修化ならびに共通テストへの導入など、どんどん改革が進んでいる。それぞれの改革の意味は分からなくはない。しかし議論が分かれる部分もあるのは事実である。それでも議論がほとんどないまま(少なくとも表立った議論はないまま)に、政府は改革を断行している。

 一番困っているのは現場である。教員を増やすこともなく、改革だけはどんどん推し進められる。何をやっているのかわからないまま推し進められ、混乱する。混乱の中でさまざまな歪が生じている。

 教育改革は必要である。しかしあまりにその改革のスピードが速すぎて、現場がついていけてない。

 「改革はまったなし」と言うのが最近の政治家の決まり文句だ。しかしおそらくその裏には一部の企業との癒着があるのだろう。本当に改革したいのならば、改革に必要な時間な余裕が必要である。このままでは「経験」という人間の財産を失うことになる。
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1 コメント

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Unknown (退職オヤジ)
2022-11-18 05:24:42
改革は必要だと思います。
しかし、何かを加えるなら何かを捨てなくてはなりません。時間は限られていますから。
その時必要なのは、加えるメリットだけ語るのではなく、捨てるデメリットを検証することだと思います。
今の行政は政治の姿勢を反映してか、未来を語る緻密さと過去を振り返る検証は共に不十分だと思っています。
あくまでも私の感想ですが。
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