とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

有罪であるべきだ(東京電力旧経営陣の福島第一原子力発電所の事故についての訴訟)

2017-07-02 06:05:48 | 社会
 東京電力の旧経営陣3人が、原発事故をめぐって強制的に起訴された裁判が始まり、3人は「事故は予測できなかった」として無罪を主張した。一方、検察官役の指定弁護士は、事故の3年前に東電の内部で津波による浸水を想定し、防潮堤の計画が作られていたとして対策が先送りされたと主張した。

 私は原子力発電所の存在にとって、安全性というのはすべての前提であると考える。それをおろそかにすることを許すことはできないはずだ。だから東京電力の当時の経営陣は無実というわけには絶対にいかないと思う。

 確かに東日本大震災までの日本人にとって15メートルの津波というのは絵空事のように思えたかもしれない。だからまともに取り合わなかったのもわからなくもない。わたしがそういう立場だったとしても信じなかったと思う。

 しかし原子力発電所はそのレベルの安全性で考えてはいけないのだ。原子力発電所という存在がそのようなことで許されるのならば、建設自体がゆるされてはいけないはずだ。原子力発電所を建設した東京電力の責任は、一般の感覚とは別次元のものになると考えなければならない。

 福島原発事故について、東京電力が何の刑事責任がないと判断されてはいけないように思われる。
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