とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

芦原妃名子さん急死の後の反応について

2024-02-11 18:12:45 | 社会
以前も芦原さんの死について書いた。原作者の気持ちがよくわかり、あってはならないいたましい事件であったと思う。私の好きなドラマだっただけに、残念でたまらない。

しかし、その後のネットでの反応は私には腑に落ちない。

芦原さんは、確かに脚本について意見が合わず困惑したことを書いていたが、結局自分の納得がいく脚本になったという旨のことをSNSで書いていたのである。だから誰かに仕返ししたかったわけではあるまい。

私は、芦原さんはSNSの異常な反応に苦しめられたのではないかと感じるのである。先にも書いたが、このドラマはとてもよくできたドラマだった。ところが放送中のネットの反応はあまりよくなかった。それは原作者であり、脚本を書いた芦原さんにとって苦しいものであっただろう。

さらに元の脚本家もとりようによっては芦原さんに対して嫌味を言っているようにもとれるSNSの書き込みをしていた。もちろんこの書き込みはそういう意図があったとは断言できないし、テレビ局側のきちんとした対応がなされていなかった可能性が高く、責めることはできない。しかしこのような書き込みが芦原さんを追い詰めた可能性はあるのは確かであろう。

芦原さんにとって一番の大きな問題は、SNSの書き込みによって自分がこんなに苦しんでいるのに、自分の書き込みによって脚本家をはじめとして多くの人を批判の的にしてしまったということだったのではなかろうか。自分が非難合戦の火付け役になってしまったと感じてしまったら、どれだけ苦しいだろう。これは繊細な人ならばだれもがわかるはずだ。

芦原さんには、テレビ局の今回の対応について批判する権利はある。SNSの書き込みも当然のものであったと思う。しかしその後のネットの大騒ぎは想像を超えるものだった。弱い立場の人まで追い詰める結果となり、その苦しみは自分に返って来るように感じられたのではないだろうか。

この問題、いまだにネットで大きく騒がれている。事態をよく理解する事が必要である。そのためにはやはり日本テレビの丁寧な説明が必要であろう。

そしてインターネットの書き込みについて、真剣に考え、議論する必要も感じる。
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