2022年7月1日から、教員免許更新制が廃止される。教員免許は10年に1度の更新が必要だったが、それがなくなることになる。
これは一方では賛成である。10年に1度、5日間とい期間を取られるということは、かなりの労力だ。しかも免許更新に3万円がかかるのも大きなハードルだった。かなり無理な制度だったからだ。
しかし一方では残念な部分もある。教員免許更新の講習は、あらたなことを学べるチャンスでもあった。興味があったが学ぶチャンスがなかったことを学ぶことがあった。さまざまな大学で、さまざまな講習が準備され、それを学ぶことができることは刺激になった。
大学を出てから、その知識だけをたよりに60歳過ぎまで教えていたら、マンネリになる。そもそも現在の教員も自分が学校で学んでいた通りの授業をしている。これでは教育が衰退して当然だ。意欲ある教員がやる気を失ってしまう。
自分の専門分野について新しい考え方を学んだり、自分にとっての新たな分野の入門講座を学んだり、あるいは様々なおもしろい実践を行っている先生の方法を学んだりすることは大いに意義があることだ。
教員志望が減っている。当然だ。こんなにストレスがたまり、ハードな仕事をやりたい人間なんかいない。夢があり、やりがいがあり、しかも常識的な仕事量にしていかなければならない。夢とやりがいのためには、楽しい研修の機会を設けていく必要がある。単なる形だけにならず、しかもやる気のある先生方に夢とやりがいを与える研修を作り上げていかなければならない。
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