とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

今日本の政治に求めるもの。①教育費の大幅アップ

2022-07-05 19:00:42 | 政治
 参議院選挙はみんながさめているので史上最低投票率になる可能性が高い。そもそもみんな同じことを言っているので選びようがない。私自身困っている。そこで選挙を度外視して、これからの日本に必要なものを考えてみる。もちろん私論であり、まだまだ検討が足りない部分もあるがご容赦願いたい。1回目は教育である。

①教育費の大幅なアップ。
 日本は先進国の中で教育への国の負担が少なすぎる。それを教師の過剰労働によって賄っていた。だから今になって教員不足という大きなひずみとなって表れている。教育の質は落ちる一方である。教育職の充実も必要だが、その他の事務的な仕事をする職員が圧倒的に足りないのである。その人件費を確保し、教育に携わる人間を増やす必要がある。

 これは今話題の部活動の指導員に関しても同様である。部活動を地域に移行するとすればその指導者の確保が必要だ。文科省は退職教員をメインに考えているように思われるが、どのような人材であれ、それに見合う指導料を支払わなければならない。どうも文科省はボランティアで働かせようとしているように思われてしかたがない。

 同時に教育設備の整備も必要だ。学校の環境は常に後回しである。選挙のたびに「子ども」を連呼するわりには、結局は「子ども」は後回しなのだ。様々な活動を楽しく行うように、設備の充実を願いたい。

 そして大学や大学院教育の無償化、もしくは授業料の大幅な低額化をしなければならない。経済状況が不確定な中で大学や大学院の授業料は上がるばかりだ。昔は地方から東京の大学に行っても何とかなる学費だったが、今はよっぽどお金がないと東京には進学させられない。格差が進行し、これが地方と都会の格差にもつながっている。

 しかもよっぽどのお金持ちでないかぎり、大学進学は家計に大きな負担を与える。子どもたちもそれを理解しているので気を使って進学する。その結果、進学が打算的なものになってしまう。つまり研究のための進学ではなく、就職のための進学になってしまうのだ。今は大学も大学院も就職予備校になっていて、目先の就職に直結するようなものしか学ぼうとしない。腰を落ち着けた基礎研究をやろうという人材なんかいないのだ。

 さらに言えば近年、日本の大学に中国人留学生が大幅に増えている。中国人を差別するつもりはまったくない。しかしまじめで研究心旺盛な中国人が大勢日本の「知」を学んでいくのである。日本が中国に経済的に負けるのはもっともなことなのだ。日本の教育環境がよくならない限り、日本の未来はない。

 よく教育は未来への投資だと政治家は言う。そういうならば投資しなさい。口だけの政治家ばかりでうんざりだ。
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