昨年、新型コロナウイルスが出現してから、ずっと大きなニュースとなってきた。そのなかで明らかになったことは、新型コロナウイルス感染に関する専門家の予想は概ね正しかったということだ。
「8割おじさん」と半ば揶揄されていた学者も、実は正しいことを言っていた。正しいことを言っているのに揶揄されるというのが不思議だった。テレビに出ている学者さんたちも時には結果的に間違ったことを言った場合もあるが、しかし概ね正しかった。
尾身会長も立場上抑え気味にしか言えなかったのだと思うが、必要な時には必要なことを言っていた。
それぞれの専門家はやはり正しいのである。
それなのにその専門家の意見を捻じ曲げようとするからおかしくなるのだ。
学術会議のメンバーだって概ね正しいことを言う。その正しい意見を聞きたくない人が上にいるのが日本なのではないかと感じてしまう。
財界の人間の思惑だけで動いているこの国では、「正しい」ことは生き残れない。