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とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

東ソーアリーナ『柳家小三治落語会』(2021年2月11日)に行きました

2021-02-12 06:25:45 | 落語
 東ソーアリーナで開催された『柳家小三治落語会』に行きました。

 東ソーアリーナというのは去年まで「シベールアリーナ」と呼ばれていた劇場で、井上ひさしさんが生前シベールという企業の社長と一緒に山形市に作ったものです。この場所に井上さんの蔵書による図書館「遅筆堂文庫」が併設されています。この劇場で落語をするならば小三治師匠をという井上さんの遺志に感銘した小三治師匠が、毎年この時期に来てくれています。今年は9回目だそうです。私は6回目です。毎年楽しませてもらっています。

 今年は三之助さん、〆治さんのベテランのお弟子さん二人を連れての落語会です。小三治師匠は今年は一席だけでした。例年だともっと多いのですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のためなのか、それとも高齢のためなのか少し短い出番となってしまいました。しかし短いと言っても1時間ほどの高座です。もちろん十分楽しませてもらいました。

 今年の演目は「猫の皿」です。一番弟子の〆治さんが、山形の新庄市の出身で、山形市の大沼デパートに当時珍しかったエスカレーターを見る修学旅行に来たというマクラから始まりました。その後木製のエスカレーターの話になり、宮城の疎開の話になります。そして自分を騙すように宮城に置いていった母親との確執に話が発展します。ちょっとしんみりします。しかし今年はあまり寄り道しません。その後テレビの『鑑定団』に出た話をマクラにして、骨董屋の噺につなげていきます。猫の描写が見事です。自然に猫がそこにいるように感じられます。

 最後に、自分に向けられた拍手を止め、新型コロナウイルスと闘っている医療関係者に拍手を送るように言って幕となりました。さすがです。


2016年
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2017年
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2018年
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2019年
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