伊藤詩織さんについては、去年望月衣塑子さんの講演で初めて知った。最近見た『i新聞記者ドキュメンタリー』という映画でも詳しく紹介されていた。今回レイプ事件の民事裁判で勝訴した。応援する気持ちがあったのでうれしく思う。レイプしたとされる山口氏の主張をしっかりと聞いたわけではないので、本当はまだ何も言ってはいけないのだろう。しかし伊藤詩織さんが自分がボロボロになる可能性もあるのに、わざわざ自らレイプされたと表明したこと自体に、伊藤さんに正義があるようにしか思えない。
この事件にはさまざまな問題が付随する。
・女性の性被害の犯罪証明の難しさ。
・訴える女性がつらい思いをするため、訴訟すること自体が少ないという事実。
・海外から指摘される日本の女性の地位の低さ。
・まるで犯罪をもみ消したような不自然な検察の対応。
・山口氏が安倍総理と深い関係があったという事実。これはモリカケ問題と通じるものである。
この事件は本当に民事裁判で終わっていいものなのであろうか。少なくとも民事裁判で山口氏がレイプが確定した場合は、刑事事件としても再捜査が必要であろう。
山口氏は控訴するようだが、絶対に権力の介入を許すことなく、事実に基づいた判決を求める。最近政権がわの思惑で裁判さえも結果が変わるようなので、多くの人の厳しい目で監視しなければならない。
しかし本当は腐りつつある現政権が終わり、現政権への忖度がなくなることが一番いいことなのかもしれない。