とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『羊と鋼の森』

2019-04-07 07:28:33 | 映画
 WOWOWでやっていたのを見ました。原作は読んだことがあったので大体の内容はわかっていました。どのように映画化するのかを楽しみにして見ていたのですが、映画は原作を忠実になぞりながら、そこに実際の音楽が加わり、さらにすばらしい役者が演じることによって、とてもよい作品となっていました。

 「音」をテーマにした作品で、ピアノの調律師を主人公にして、音を追求していきます。しかしその音はあくまでも人生の中の音です。その場その場で必要とされる音は微妙に違い、それを求める姿は日常を生きていく姿そのものです。

 役者さんはみんな味がありました。それぞれが誠実で好感の持てる演技をしていました。中でも姉妹役がとてもよかった。上白石萌音と上白石萌歌の実際の姉妹が演じているのですが、ふたりとも若いのにしっかりと演じています。上白石萌音さんは『ちはやふる』で少し天然ボケの呉服屋の娘役を演じているのですが、その作品でもとてもいい味を出していました。典型的な美人ということではないのですが、だれからも愛されるかわいらしさのある人です。そのうち朝ドラのヒロインに選ばれるのではないでしょうか。

 昔NHKで『四季 ユートピアノ』という調律師のドラマがありました。詩的でとても印象的な作品でした。そのドラマを思い出しました。もう一度見てみたくなりました。

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