まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

ブランドづくり

2009-08-05 12:02:25 | お仕事のオキテ
仕事をしていくうえで大事なのは、ブランドを作り上げることである。
ブランドとは何か?
ブランドとは信頼のことである。

信頼を築くにはものすごく長い時間がかかる。
日々のたゆまぬ努力とこだわり。
それを見る眼のある人に見出してもらう幸運。
それが口コミでだんだんと広がっていき一般に定着するまでの時間。
そうやってやっと信頼されるブランドが確立する。

しかし、信頼は一瞬にして失われる。
ほんのちょっとの慢心。
目先の利益。
不誠実な対応。
ここ数年、巨大ブランドがあっという間に凋落していく様を、
私たちは何度も目にしてきた。
失われて初めてわかる。
ブランドを築き上げるのがどれほど大変で時間がかかるかということを。

バブル以来、日本ではブランドが叩き売りされている。
子どもでもブランド品をもつことができる。
金さえ払えば子どもでももつことができてしまうブランドに、
ブランドの価値はあるだろうか。
そうやってブランドが軽く扱われれば、
それを作っている側も自社のブランドを軽く扱うようになってしまう。
こうしてブランド=信頼は崩壊していく。

経済の再生のためには、ブランド=信頼を再生する以外にないだろう。
実はこれは経済だけでなく、政治にも、教育にも、
そしてすべての人間関係にも当てはまることである。
丁寧な仕事をひとつひとつ積み上げていくことによって、
長く愛され尊敬されるブランドを築き上げていかなくてはならない。

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