我が家では子育ての方針が夫婦で一致せず、
母は自分のことを 「ママ」 と呼ばせようと、
父は自分のことを 「お父さん」 または 「お父さま」 と呼ばせようと考えています。
この件に関しては互いの自由を尊重しようということになり、
どちらかに統一することはあきらめ、それぞれの方針で子どもに接しています。
というわけで生まれた直後くらいから2人とも、
子どもに向かって母親のことは 「ママ」、
父親のことは 「お父さん」 と呼ぶようにしながら育ててきました。
最初の頃はよかったのですが、
1歳を過ぎてそろそろ言葉を発するかもという時期にさしかかり、
私は自分のミスに気づきました。
初めての言葉としてどちらの名前を呼んでくれるかとなると、
「ママ」 と 「お父さん」 では圧倒的に 「ママ」 が有利なわけです。
いや、「ママ」 と 「パパ」 の闘いだったとしても、
破裂音の 「パ」 よりは 「マ」 のほうが言いやすかったことでしょう。
それをあろうことかさらにハードルを上げてしまう 「お父さん」 ですよ。
もう負け戦は必定です。
どうせ 「ママ」 って言われちゃうんだろうなと半ばあきらめながら、
でもその時期が近づいてくると未練たらしく、
1日のうちに何度も何度も 「お父さん、お父さん」 と連呼したり、
口をゆっくり動かして、「お」 とか 「と」 という音の出し方を教えたりしていました。
喃語 (なんご) というんでしょうか、
まだ日本語どころか言語とも人語とも判別のつかない
意味不明の言葉をしきりと話すようになっていたある日のこと、
その瞬間はやってきました。
それはもうくっきりはっきりと言語として、日本語として、
正確に発音してこう言い切りました。
「アンパン」
ちょっと前に買ってあげてお気に入りだったこのオモチャ↓を手に持って、
(空気でふくらませた風船のようなオモチャです)
そのこちら側の部分↓を私に見せつけながら、
はっきり4文字単語として 「アンパン」 と言い切ったのです。
初めての言葉は 「ママ」 でも 「お父さん」 でもなく 「アンパン」 でした。
破裂音の 「パ」 もはっきり発音できてる上に 「マン」 は抜き。
こんなことなら 「パパ」 と 「ママ」 の闘いにしておけば勝てたかもしれません。
しかも、この時点でアンパンマンのことがそれほど好きだったとは思えません。
このオモチャは気に入っていましたが、
アンパンマンのアニメを15分通して1話全部鑑賞できたことは1度もなく、
(すぐに飽きて絵本やオモチャを求めてどこかに行っていました)
「それいけ!アンパンマンくらぶ」 という番組の最初や途中に出てくる、
リサおねえさんのコーナーだけはじっと見ていられるという程度でした。
番組的に言うならば 「おかあさんといっしょ」 や
「いないいないばあっ!」 のほうがよほどお気に入りで毎日熟視していました。
その後の調べでは、さっきのオモチャのこっち側↓を見せても、
同じように 「アンパン」 と言いますので、
「アンパン」 というのがアンパンマンの名前であるとわかっているわけでもなさそうです。
だとするとよけいに謎は深まります。
なぜあなたの初語は 「アンパン」 だったのですか?
あなたにとってママやお父さんよりもアンパンマンは大事だったのですか?
それにつけても、自分の歳のせいでさすがに 「パパ」 はないだろうと思ってしまった、
自分の心の弱さと初語へ向けての戦略ミスがくれぐれも悔やまれます。
母は自分のことを 「ママ」 と呼ばせようと、
父は自分のことを 「お父さん」 または 「お父さま」 と呼ばせようと考えています。
この件に関しては互いの自由を尊重しようということになり、
どちらかに統一することはあきらめ、それぞれの方針で子どもに接しています。
というわけで生まれた直後くらいから2人とも、
子どもに向かって母親のことは 「ママ」、
父親のことは 「お父さん」 と呼ぶようにしながら育ててきました。
最初の頃はよかったのですが、
1歳を過ぎてそろそろ言葉を発するかもという時期にさしかかり、
私は自分のミスに気づきました。
初めての言葉としてどちらの名前を呼んでくれるかとなると、
「ママ」 と 「お父さん」 では圧倒的に 「ママ」 が有利なわけです。
いや、「ママ」 と 「パパ」 の闘いだったとしても、
破裂音の 「パ」 よりは 「マ」 のほうが言いやすかったことでしょう。
それをあろうことかさらにハードルを上げてしまう 「お父さん」 ですよ。
もう負け戦は必定です。
どうせ 「ママ」 って言われちゃうんだろうなと半ばあきらめながら、
でもその時期が近づいてくると未練たらしく、
1日のうちに何度も何度も 「お父さん、お父さん」 と連呼したり、
口をゆっくり動かして、「お」 とか 「と」 という音の出し方を教えたりしていました。
喃語 (なんご) というんでしょうか、
まだ日本語どころか言語とも人語とも判別のつかない
意味不明の言葉をしきりと話すようになっていたある日のこと、
その瞬間はやってきました。
それはもうくっきりはっきりと言語として、日本語として、
正確に発音してこう言い切りました。
「アンパン」
ちょっと前に買ってあげてお気に入りだったこのオモチャ↓を手に持って、
(空気でふくらませた風船のようなオモチャです)
そのこちら側の部分↓を私に見せつけながら、
はっきり4文字単語として 「アンパン」 と言い切ったのです。
初めての言葉は 「ママ」 でも 「お父さん」 でもなく 「アンパン」 でした。
破裂音の 「パ」 もはっきり発音できてる上に 「マン」 は抜き。
こんなことなら 「パパ」 と 「ママ」 の闘いにしておけば勝てたかもしれません。
しかも、この時点でアンパンマンのことがそれほど好きだったとは思えません。
このオモチャは気に入っていましたが、
アンパンマンのアニメを15分通して1話全部鑑賞できたことは1度もなく、
(すぐに飽きて絵本やオモチャを求めてどこかに行っていました)
「それいけ!アンパンマンくらぶ」 という番組の最初や途中に出てくる、
リサおねえさんのコーナーだけはじっと見ていられるという程度でした。
番組的に言うならば 「おかあさんといっしょ」 や
「いないいないばあっ!」 のほうがよほどお気に入りで毎日熟視していました。
その後の調べでは、さっきのオモチャのこっち側↓を見せても、
同じように 「アンパン」 と言いますので、
「アンパン」 というのがアンパンマンの名前であるとわかっているわけでもなさそうです。
だとするとよけいに謎は深まります。
なぜあなたの初語は 「アンパン」 だったのですか?
あなたにとってママやお父さんよりもアンパンマンは大事だったのですか?
それにつけても、自分の歳のせいでさすがに 「パパ」 はないだろうと思ってしまった、
自分の心の弱さと初語へ向けての戦略ミスがくれぐれも悔やまれます。
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