まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

有田で運命の出会い

2016-08-18 15:43:32 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
先月のはじめ父の23回忌で佐賀県の嬉野まで法事に行ってきました。

嬉野に帰るたびに有田に寄ってきているという話は何度か書いたことがあります (09年10年)。

数ある有田焼のなかでもうちのお気に入りは深川製磁です。

今年は17回忌 (2010年) 以来の久しぶりの有田訪問でしたので、

アウトレットに行って何か買ってやろうと楽しみにしていました。

当初思い描いていたのは楕円形の大きめなお皿でした。

うちは丸皿と角皿ばかりで奇抜な形のお皿がないため、

パーティ用にひとつ、ちょっと変わった盛り皿があってもいいかなと思っていたのです。

しかし残念ながら今回はその手のお皿との出会いはありませんでした。

たしかに深川製磁ではそもそもあまりそういう形のお皿をみかけたことはありませんし、

たとえあったとしても、それがアウトレットに出品されているとは限りません。

出会えなかったのは残念でしたが、まあそういうもんだとも思っていたのでそれほど落胆はしません。

代わりにとてもいい出会いがありました。

こういう長角皿です。



これは今まで見たことのないデザインです。

本店のほうでも目立つ場所に陳列されていましたから、新しいシリーズなのかもしれません。

本来でしたらサンマのような長めの焼き魚とかを載せたりするんでしょうか。

私としてはこれを見た瞬間に、パーティ時の各自の取り皿として使えるんじゃないかとひらめきました。

サラダやらつまみやらいくつか料理を用意すると、その品数分みんなに小皿が必要になりますが、

そんなことをしているとテーブルの上があっという間にお皿で埋め尽くされてしまいます。

そうやって何種類も小皿を配る代わりに、

これを1人に1枚あてがえばそれで全部すませてもえるのではないかと考えたのです。

たまに丸い中皿 (直径20cmくらい) をそんなふうに使ってもらったことがありましたが、

丸皿だといろんなメニューがだんだん一体化してきてしまうんです。

でもこの形の長角皿だと上手くみんなに使ってもらえるんではなかろうかと思いました。

他にもいろいろと用途はありそうですし…。

というわけでこれを3枚ずつ、計6枚買ってきました。

(うちのリビングのテーブルは6人がけなので…。)

同じデザインのものに統一して6枚ということも考えられましたが、

ちょうどアウトレットに4枚と5枚しか残ってなくて、むしろ混ぜたほうがいいだろうと判断しました。

アウトレットということで、展示品のなかから慎重に3枚ずつ選び抜きましたが、

素人が見たのではどこが正規品と違うのかマイナスポイントを見つけ出すことはできませんでした。

さすがにお皿を抱えて法要に出席するわけにもいきませんので、

買った品物は後日郵送してもらいましたが、福島に帰ってきてからモノが届くまで、

どこに収納したらいいのか途方に暮れていました。

ほとんど一目惚れのような形で買ってしまいましたので、そこまで気が回らなかったのです。

買うときにサイズを測りませんでしたが、キッチンの食器棚にギリギリ収まりきれないかもと、

現物が届くまではヒヤヒヤしていました。

届く前に考えた計画としては、先ほどの中丸皿が収まっていたスペースを活用しようと考えました。

ここです。



この上の段ですね。

ここに100均で買ってきた皿立てを設置します。



ここに中丸皿を立てて置くと、その左側にスペースが空くんですが、

そこにあれが収まってくれるんじゃないかと期待したわけです。

ただ、とても横長のお皿なので、この棚の奥行に入り切れるか気が気じゃありませんでした。

実際に届いてみて収めてみた図がこうです。



ああっ、やはり棚に収まっていませんね。

出っ張っちゃっています。

これではトビラが閉まらないでしょう。

ガックリしながら試しにトビラを閉めてみたら奇跡が起こりました。

こちらです。



おおーっ、閉まってます閉まってます。

ぴったりギリギリ閉まっています。

すりガラスの向こうに透けて見えるくらいギリギリまで来てますがちゃんと収まってくれています。

お皿が左側の銀色の部分に当たっていたらトビラはきちんと閉まらなかったでしょう。

すりガラスの部分はほんの1cmくらいちょっとへっこんでいるのです。

内側から見るとこんな感じです。



おわかりいただけますでしょうか?

ちょうどこの凹んでいる分のおかげでこの空間を含めてお皿全体が収まり、

奇跡的にきちんとトビラを閉めることができたのです。

まったく長さを測っていかなかったのにこうですよ。

何か運命的なものを感じませんか?

我が家に来るために君は生まれてきてくれたんだね。

一昨日に続いてちょっと物神崇拝的というか擬人的になっちゃってます。)

というわけで我が家での使い初めには、大好きな福島の桃を載せてあげました。



うん。

有田を代表する白と瑠璃色の上で食材の色がよく映えています。

美味しそうに見えるじゃありませんか。

さあ、このお皿を使って何を食べましょうか。

とても楽しみです。



P.S.

もう一ヶ月以上前の話をなんで今ごろ書いているんだ、と思われたかもしれません。

実はこの記事、焼き物が届いてすぐに書いていたんですが、

ある問題が発生して今までお蔵入りしていました。

本日に至ってやっと問題が解決しましたので念願のお披露目です。

1ヶ月半もどんな問題に悩まされていたのかについてはまた今度ご報告したいと思います。


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