本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

起業の教科書です。

2018-06-03 19:48:05 | 2018本質的進化。
起業の科学 スタートアップサイエンス
クリエーター情報なし
日経BP社


先週の投稿で書いたこと。

自分の根幹にある。
一人ひとりがもっとイキイキ出来る社会の実現という意味では、ルーツを大事にするということにつながっているのかもしれない。

自分の人生のモットーは「言葉の力で周りの人を幸せにする」ということ。

起業するためには何をすればいいかのヒントを得るための読書。

『起業の科学 スタートアップサイエンス』田所雅之

すごい本である。
企業を科学に昇華するべく、1000人以上の起業家に取材をし、起業の理論と起業家の自叙伝300冊を熟読し、
起業家のブログ500本。講演動画1000本を尾解析した結果生まれたという本。

ものすごく内容の濃い本で、さっと読めるタイプの本ではないですが、
読み切り型というよりは、企業に向けて歩む中で何度も読み返すテキストような本だと思います。

企業のスタートは、
じぶんごと化された課題とその課題が一般的に存在するかという観察と検証と自らが一番競合と比べて優位にできる方法でのソリューション提供ということなのかもしれない。

chapter1. IDEA VERIFICATION

PMF (市場で熱狂的に顧客に愛される商品)Product Market fit を達成して顧客から熱烈に求められるものを。16
スタートアップらしい飛び抜けたクレージーなアイデアを。

どうすれば、起業できるか?
自分の場合、
コアスキルとしては、
1. マーケティング力
2. ビジュアライズの力
3. 顧客導線設計能力
4. おそらく企画進捗力
5. コーディネート力
6. 最近余り使っていないがファシリテーション能力
とかもあるんじゃないかと思う。
7. 英語も最後勉強しだしたところだが、ある程度は戦えるレベルはある。
あと、何か差別か要因でコンサルの人が書いた本で1冊だけ出ていたが、ビジネスと哲学の橋渡しを出来ないかとも考えている。

↑ここまでは、ソリューションにつながる部分。

これをアイデアとかし、想定される顧客の課題解決にどうつなげるかということを具体化していくことで企業につなげられるんだと思う。
おりに触れて具体化していこう。

★ 解決できる課題は何だろう?
★ 「取り組むテーマは『イシュー度』と『解の質』の両方が高くなければならない」19
⇒ステップと資しては、
「課題の質を上げてから、ソリューションの質を上げる。

<課題の質を高める3つの要素>
◯高い専門性
◯業界/現場の知識
◯市場環境の変化PESTに対する理解度 22


ターゲットとする課題のが自分ごとであるかどうか?
自分が痛みを感じている具体的な課題から始まる。23

cf.Airbnbも創業者が家賃が払えないから家を貸してほしいということから始まったサービス。
cf.ダイソンも創業者がキレイ付きで、紙パックの掃除機にイライラしたことからスタートしている。


課題の考察:
自分が一番自分ごと化している課題といえば、
1熱気溢れる組織とか、組織間のコミュニケーションの円滑化とか、ひとりひとりがイキイキ働ける組織とか。
改めて考えるとリクルートの時より
2あとは、恋愛とか、婚活とかがもっと気楽に出来ないかとか?
地方の男女の出会いの提供とか?

2は、既に多くの企業が参入しているがどれもうまく言っているように見えない。
1は、気軽にできる何かが実践されているわけではない。
ソリューションとして、ブランド構築/広告活動を考える過程で組織活性につなげるとかはどうだろう?

why now?の観点からいうと、
働き方改革法案が通過しつつある中で、組織課題として取り組むソリューションを提供するということもあるかもしれない?

★ 起業家がまず会いにいくべき相手は顧客であり、次は自分と一緒にスタートアップに参画してくれそうな仲間である。47

★スタートアップはスモールビジネスのように既にあるマーケットで勝負することではない。
競争相手が少ない領域を攻めて、そのニッチな市場を折檻することを優先するべきだ。53

chapter2. Customer Problem fit 課題の質を上げる

ひとことでいうと、アイデア、ニーズの検証段階。

<創業メンバー/ファウンダー自身自身に求められること>
創業メンバーは解決すべき課題について、「非常に強い共感」を持っていることが、大きく成功するための必須条件だ。

<良いファウンダーの条件>
◯「自分ごと」の課題を解決したいと思っている。(課題に強い共感を持っている)

◯パラノイア的要素を持っている。
この2つが特に重要。
◯構築したいUXの要素を持っている。
◯特にBtoBの場合は、想定カスタマーと強い結びつきがある。
◯プロダクトマネジメントの経験がある。
◯発想に柔軟性がある。 139

⇒課題仮説検証CPF段階が後に差を生むようになる。
この活動を通じてカスタマーインサイトを発見できるようになる。

★ファウンダー自身が現地•現場に行き、現物(カスタマー)と対話と観察をする三現主義を徹底しなければならない。137

1章で考えた仮説の課題について、想定かスターマーはどれくらいの痛みを感じ、解決したいと願っているか。カスタマーと実際に対話してそれを検証する。104

ペルソナを想定し、課題を実際に想定されるペルソナにぶつけることでブラッシュアップしていく。


ペルソナ⇒このペルソナが達成したいことをカスタマージャーニーに落とし込む。117
⇒最低でも5人以上に想定している課題に痛みを感じるポイントがあることを確認していくインタビューを行う。
インタビュー対象はエヴァンジェリストであるべき。

chapter3. Problem Solution fit ソリューションの検証
2章で確認された課題=ユーザーの痛みに対して、プロトタイプを作り、ソリューションで顧客の課題が解決され、満足してもらえるかを検証する段階。

ここまでのプロセスは、以前取り上げた大阪ガスの研究所の『ファーストペンギン』(https://blog.goo.ne.jp/masaomi_soda/e/94ab91d90caeb60c4476f725986edf64 )とつながる部分が多い気がする。

★ このソリューションUXともいえる段階の検証が重要な理由
現在のプロダクト提供とは、カスタマーに対して単にモノを提供するのではなく、カスタマーのおかれた状況を十分理解した上で、コト(プロダクト利用含む体験全体)を提供していかなければならない時代になった。158


chapter4. Product market fit 人が欲しがるものを作る

Minimum Viable _oroduct実用最小限の製品をマーケットに投入する段階。
ここから、フィードバックを受け、ブラッシュアップしていく段階である。

MVPの段階であっても、ユーザーに対して、競合にはない桁違いな価値提案を何か一つすることを忘れてはならない。187

MVPはMSP Minimum Sellable Product販売可能な最小の製品であるべきだ。191

<スタートアップには泥臭さが必要>
総称業社は初期の段階に置いて、カレンダーがインタビューで埋まるまでアポを取りつづける必要がある。
BtoBのスタートアップなら、創業者自身が朝から晩まで見込み客に電話をかけ続け、少しで反応があったらフットワーク軽く飛んでいく.BtoCなら知り合いから片っ端まで依頼をしてサービスに登録してもらうべきだ。202

chapter5. Transition to scale スケールするための変革
スタートアップにとって最大の難関である、熱烈に欲しがられるプロダクトの実現(PMF)にむけて全力疾走していたのがここまで。

スケールする前に、ユニットエコノミクスの健全化(顧客一人当たりの健全性)を行うことが重要249

既存顧客の定着率を高めてLTVをどれだけ伸ばせるかが重要なポイントとなる。258

★ Customer success as a service.
ビジネスの成功のカギはソリューションやビジネスを売ることではなく、顧客の成功を売ることだ。263




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