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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

言葉を知る

2023-11-08 01:39:43 | 日記
 中日新聞の連載もの。

 堀田あけみさん(椙山女学園大教授・作家)の「中日新聞を読んで」。

 今回のテーマは「言葉を知る」というタイトルで書かれていました。

 「旦那に敬語、まじありえねぇ」とママ友さんから言われたことがある。

 最後まで私から話しかける時は、ほぼ敬語だった。

 仕事で知り合った年長者なので敬語が抜けなかったのもあるが、夫が関東出身で普通に話すと通じにくいせいもあった。

 敬語を使えば標準語に近くなる。

 彼は言った。

 今日びは日本全国、標準語じゃないのか。

 10月20日付本紙朝刊の教育面「校閲貴社のほぉ〜げんワード」に「放課」「トキントキン」に「B紙」が「学校方言」として紹介された。

 まさしくこれである。

 私がデビュー作で担当さんから指摘されるまで知らなかったのは。

 「方言は会話のみ、地の文には使わない」を徹底していたつもりだったのだが「放課』という単語はありません」とのこと。

 休み時間というのだ、と聞いて仰天したものだ。

 理解できるが使ったことはない。

 逆にとがった鉛筆を「トキントキン」と表現する感覚は褒められたが、これも方言と知った。

 「学校方言」という言葉は、今回が初耳である。

 この年になっても知らないことは多く、お恥ずかしい限りだが、新しく知ることが残っているのはうれしくもある。

 10代の頃から、校閲さんには本当にお世話になって、ときには厳しすぎるのではと泣きたくなることも、「今の若者はそんな言い方しません」と食い下がることもあったが、今もこうして新しい知識をいただいている。

 ありがたい。

 宮木あや子氏の小説に「校閲ガール」というシリーズがあってドラマ化もされているせいか、入学の時点で校閲の仕事に就きたい学生は多分、一般に予想されるより多くいると思う。

 そのほとんどは、4年間でさまざまな仕事の存在を知り、進路を変えていく。

 だが、日本語をきちんと知ろうと努力した結果は、人生のどこかで彼女たちを必ず助けてくれると思う。

 この年齢になると、なかなか注意してもらえない。

 気がつけば仕事相手は、ほぼ年下だ。

 原稿が直しもなく、そのまま採用になるのが成熟なら良いのだが、遠慮であれば悲しい。

 どうかこれからも忌憚なく、ご指導ご鞭撻を。

 以上です。

>敬語を使えば標準語に近くなる。
 彼は言った。

 これはご主人の嘘では。笑い
 奥様より年上だから、敬語で話してもらいたかったのでは。
 ご主人の策略にはまったようで、ママ友さんからあきれられたのが分かります。

 「放課」の方言は、分からなかったです。

 私は岐阜県多治見市の出身なので。

 愛知県の方言だと思います。

 私が「放課」と言うと、かみさんからアクセントが違うといつも言われます。

 10時から15分ぐらいの休憩。私は休み時間と言ってました。

 「放課後」は、全国共通ですよね。

 「B紙」、わらばん紙のことですよね。紙が薄茶色で、紙の質がB級なのかな。

  値段が安かったです。

 私は漢字を覚える時などに使っていました。ノートの上質な紙を使うのは勿体無いので。

 



たそがれマイ・ラブ 大橋純子