中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「子への愛」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。
親がわが子を愛するのは、いわば当たり前のこと。
子どもを虐待したり殺害したりする親もごくまれに存在するが、それが普通ではないことだからクローズアップされる。
大抵の親は子を愛し、慈しむものだ。
わが子を「溺愛」するのはその人の勝手で、他人からとやかく言われる筋合いはない。
ただ溺愛の結果、社会問題化することについては、ワシらとしても「とやかく」言わざるを得ないだろう。
だいたい権力者および社会的な力を持つ親が子を溺愛すると、その子はほとんど勘違いしやすい人間になる。
「偉い」のは親なのに、周囲がその子にまで「丁寧」に接するので、自分が「偉い」と勘違いしやすくなるのだろう。
某首相の息子は公邸に親戚を呼び寄せ大宴会を開き指弾された。
また多くの不正が発覚した中古車販売の社長の息子は、副社長という地位に酔って己を見失った。
さらに有名健康食品会社の社長の息子は金にモノを言わせて性犯罪に及んだ。
全て分かりやすい勘違いだ。
いずれも親の「溺愛」が社会に害を及ぼした例だろう。
が、娘の重大犯罪に加担した医師の溺愛については、おじさんの理解を絶する。
以上です。
>また多くの不正が発覚した中古車販売の社長の息子は、副社長という地位に酔って己を見失った。
この件に関しては息子だけではなく、親も親。
こんな親からは、こんな息子が育つという例なのでは。
親は市が植えた木を、自分のお店の看板が見えにくくなるという理由で薬を撒いて木を枯らすという暴挙を何店も行った。
これじゃ息子も何をやっても許されると勘違いするでしょうね。
話は変わってうちの末っ子の孫が小学校の低学年の時、おじいちゃんが国会議員だったので「俺も将来国会議員になる。お前等とは違う!」と言ったらしい。
この話を聞いて、私は末っ子の孫に「こんなやつに投票しなければいい」と言いました。
将来のことは分かりませんが、今からこれじゃ国会議員になれないのでは?
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