中日新聞の「くらしの作文」に「由起子です!」というタイトルで、60歳の女性が投稿されていました。
今年も年賀状を準備する季節になった。
私の名前は「由起子」であるが、「由紀子」と宛名を間違えている年賀状が、毎年何枚もある。
パソコンの住所録に誤って入力すると、よほどの注意を払わない限り、そのままである。
この名前、子供の頃からよく間違われた。
自分の名前の字を説明する時、「由は理由の由、起は糸へんではなく起きるの起、子は子どもの子です」と強調した。
高校生の時、初めて同じ字の由起子さんと出会い、とても親近感を覚えた。
由季子さんという方もみえて、お二人は同姓だったため、友人から「ゲットアップ由起子さんとシーズン由季子さんさんだよ」と教えてもらった。
就職後、また由起子さんと出会った。
聞くと、同じ病院の助産婦さんに名付けていただいたと知った。
その後、研修で他県に行った際、「大空に自由に巣起(すだ)つ子どもらを見送る母に薫風の吹く」と詠んでくださった。
名前を入れて当時の私の心境を汲んだ、忘れられない句で、今でも大切に心に刻んでいる。
名前は記号のようなもので、そんなにこだわることはなく、他の人と区別がついたらそれでいいのかもしれない。
でも、今年も慎重に宛名を確認している自分がいる。
以上です。
年賀状の宛名は気をつけています。
お名前を間違えては失礼にあたりますから。
知り合いの奥様の名前が思い出せない時は、去年着た年賀状を確認しますがそれにも書いてないときは、やむえずご主人の名前だけにします。
be my baby ザ・ロネッツ1963