中日新聞の読者投稿欄に「喪中でもあえて年賀状」というタイトルで、73歳の男性が投稿されていました。
百五歳の母が三月に亡くなった。
本来なら喪中はがきを出して来年の年賀状は辞退するのが常だが、新年の挨拶でもあり、近況を報告し互いの無事を喜ぶ格好の機会だけに、それをなしにしていいものかと悩んだ。
思い起こすと、かって喪中翌年にあえて新年のはがきを送ってくれた友人がいた。
そこで、自分が元気でいることを知らせようと年賀状の時期に合わせてはがきを書くことに決めた。
例年通り、はがき裏面に切り絵と文章を入れ、百枚近く印刷にすることにした。
むろん母が亡くなったことを知らせなくてはいけない人もいるが、一世紀以上生きた母には正直、感謝の思いしかない。
悲しみを連想させる言葉は極力避けるようにしようと思った。
「母が三月に長寿で天国へ行きました」と手書きで添えることにした。
以上です。
>本来なら喪中はがきを出して来年の年賀状は辞退するのが常だが、新年の挨拶でもあり、近況を報告し互いの無事を喜ぶ格好の機会だけに、それをなしにしていいものかと悩んだ。
分かる様な気がします。
今年頂いた喪中はがきも、亡くなった方は卒寿を過ぎた方でした。
今は本当に長生きです。
九十歳以上で亡くなるというのは、逆にめでたいような気もします。
年賀状は新年の挨拶でもあり、近況を報告し互いの無事を喜ぶ格好の機会です。
私の知人もお母様が九十歳で亡くなりましたが、喪中はがきを出して一年年賀状を出さないと忘れられると、敢えて喪中はがきをやめて年賀状を出されました。
その考え方も分かります。
今はメール・LINEなどで新年の挨拶をされる方が多いですが、年賀状を頂くと新年が来たと、私のような高齢者は思います。
All My Loving- Paul McCartney