goo blog サービス終了のお知らせ 

団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

何匹も入っているドジョウの姿を見ながら食べるなんて、私には出来ないですね。

2021-12-06 02:55:34 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「恋しや、どぜう」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。


 ごく若いとき、人に連れられて、おじさんは初めてドジョウを食べた。

 師走の寒風が吹きすさぶ頃だった(昔の十二月は今よりも寒かったような気がする)。

 生まれて初めてのドジョウ鍋に、「世の中には自分が知らないうまい食べ物があるものだ」といたく感心した。

 以来、寒くなるとドジョウ鍋で熱かんのお酒を一杯やりたくなる(春夏秋冬それぞれにも同様の思いが湧き上がる。要するに年がら年中だ)。

 その店では「ドジョウ」を江戸期伝来の「どぜう」と表記する。
 この「どぜう」のほうが何となく粋な感じがしませんか。

 店は葦簀(よしず)が敷き詰められた広間に、細長い板が渡されている。

 客はその前に並んで座り、連れと向き合ってどぜう鍋をつつくのである(もちろんひとりで楽しむおじさんのような人もいる)。

 小ぶりの鉄鍋にタレと湯がいたどぜうを入れ、炭火で煮たたせる。

 ネギだくさんの熱々のどぜうをフーフー息を吹きかけて口に入れ、熱かんをグイッと飲む(冷や酒でも可)。

 すると冬でも額から汗がしたたり落ちるほど体が温まるのだ(ああ、書いているうちにたまらなく、どぜうが恋しくなった)。


 以上です。


 昔若い頃、会社の先輩と会社の近くの料理屋さんに入ったことがあります。

 メニューにドジョウ鍋が書かれていました。

>小ぶりの鉄鍋にタレと湯がいたどぜうを入れ、炭火で煮たたせる。

 これって生きたドジョウをそのまま鍋に入れるのでは?

 会社の先輩はドジョウ鍋を注文され、私は味噌カツ定食を注文しました。

 ドジョウ鍋が出て来ました。

 私はちょっと見しただけで、見る気がしませんでした。

 何匹も入っているドジョウの姿を見ながら食べるなんて、私には出来ないですね。
 いくら美味しくても。




The Beatles - I Want To Hold Your Hand - Performed Live On The Ed Sullivan Show 2/9/64
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする