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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

仕事とはいえ、人の一生を左右しかねない採用担当になるものではないですね。(苦笑)

2018-09-20 04:33:00 | 日記
 中日新聞に「中日春秋」というコラムがあります。



 作家の林真理子さんは大学時代、40社以上の就職試験を受けた。
すべて落ちたそうだ。
届いた40数通の不採用通知は、束ねてリボンで結び、宝物にしていた。
数年前のベストセラー「野心のすすめ」で披瀝している。

 野心を車の前輪に、努力を後輪にして、挫折を乗り越えてきたとこの自伝的な本で書いている。

 全社不採用の悔しさは、野心を持つための大切な原動力になったようだ。

 林さんが味わったような屈辱感も、ひょっとしたら過去のものになるかもしれない。

 経団連会長が先週、採用活動に関し指針廃止の意向を明らかにした。
ルールを守らない企業も多いという。

 日本独自の新卒一括採用の下では、在学中の機会を逃すと、
就職活動は難しさを増す。
経団連会長の考えは、通年採用の欧米型に近づくことか。
ただ、そうなった時の弊害も、ありそうだ、

 就職活動の時期が早まれば、学業が圧迫される。
企業側も加熱し、特に中小企業は激しい人材獲得の競争に、さらされかねない。

 欧米型もすべてばら色ではない。
海老原嗣生(つぐお)著「お祈りメール来た、日本死ね」で知ったが、
未経験者の就職が難しかったり、失業の壁も低かったりだ。

 新卒一括の長所は欧米型の短所の裏返しでもあるだろう。
屈辱と野心が表裏一体になるように、ばら色の面だけでは成立しない。
議論する上で、忘れてはいけない点ではないか。

 以上です。

 
 難しいことはよくわかりませんが、今までの就職協定を廃止して、
大企業は自由に早く優秀な学生を確保したいということではないかと思います。

 学校側としては、あまりにも早い段階から学生が就職活動に入るとなると
じっくり勉強できないという懸念を持つでしょうね。

 今の就職状況は大変良くて売り手市場ですから、大企業であってもなかなか優秀な学生を確保することは
難しいでしょうね。

 うちの息子や娘の場合は、今の状況の反対で就職氷河期という買い手市場でした。
二人とも就職に苦労しました。

 特に娘は苦労したようで、林真理子さんと同じ目にあっていたと思います。
林真理子さんのように、「届いた40数通の不採用通知は、束ねてリボンで結び、宝物にしていた。」
なんてことは、とてもできなかったと思います。(苦笑)

 何十社も不合格になれば、自分という人間が否定されたように思い、大変落ち込んだと思います。

 私も一時採用を担当したことがあります。
何十人もの学生さんを不合格にしたので、その恨みが息子や娘にきたのではないかと
思ったりしました。

 仕事とはいえ、人の一生を左右しかねない採用担当になるものではないですね。(苦笑)







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