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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

改めて憲法九条を改憲論者から守りたい!!

2007-05-03 07:17:00 | 日記
本日は憲法記念日である。中日新聞が憲法記念日の特集を組んでいる。その中に私の尊敬する一人、ジャーナリストの立花 隆さんが「施行60年 試される憲法」という表題に一文を寄せられているので紹介します。
日本が今、米国でどんなイメージで見られているのか、日本のメディアは伝えない。
最近の米メディアは安倍晋三首相への警戒感を隠していない。「ニューズウィーク」は「軍国主義者」のイメージで首相を取り上げている。防衛大の卒業式で演説する首相の写真には「ナショナリスト」というタイトルがあり、キャプションで「タフガイ安倍はこう言っている。「自衛しか許してくれない憲法はもう変える時に来ている」と発言を紹介している。
「従軍慰安婦」が米議会で問題になったのも、唐突に出てきたのではなく、安倍内閣の閣僚や自民党の有力議員が「核武装」を言い出したころから警戒感が急に強まり、その流れの中で噴出したのです。
安倍首相は、戦後レジーム(体制)の否定と憲法改正を最優先の政治課題とする立場を堂々と表明しているが、私の見方は逆です。明治憲法体制は運用開始から五十六年目にして大破たんし、国家を滅亡させた。それに対し、戦後の憲法体制は多少の不具合はあっても、長期にわたって安定的に機能してきた。
これだけ平和で民主的な社会が長期間続き、経済的にも大成功を収めたことは、数千年に及ぶ日本の歴史で初めてのことです。最も成功した戦後体制を非難し、破壊しようとするのは愚者だけがすることです。
戦争が続いた戦前は、日本側にたくさんの戦死者が出た一方、外国人を殺りくしまくった時代でした。戦後「普通の国」でない道を選んだ日本は六十年余り、戦争で一滴の血も流していない。
憲法は見事に機能してきた。九条が変えられた後だったら、自衛隊はイラクで米軍とともに戦闘していたでしょう。死者も出さず、イラク人も殺さずに済んだのは憲法の歯止めがあったから。九条を捨てれば、米国の大義なき戦争のために血を流すことになる。九条にこそ、国家の誇りとアイデンティティーがある。
以上 途中省略させていただいたところがありますが、立花さんの文章を無断で記載させていただきました。
私の祖母が四十年年ほど前、日本はまた戦争を始める。今まで五十年も戦争がなかったことはないと言っていました。ところが日本は六十二年も戦争をしていません。私はこれも九条が歯止めになっていると信じています。私の子供、孫たちを戦争に巻き込まないためにも憲法九条を守り、日本を平和国家として世界にアピールしていきたい。
コメント (2)
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