がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

馬鹿に倣って家計に例えてみる

2010年12月25日 | Weblog
2010年12月25日 18時52分06秒

「(前提事実:基礎年金に不足しているとされる金額が2兆5000億円、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が保有・運用している年金積立金が128兆円。)



年金生活をしているある高齢者夫婦がいる。生活を切り詰めてはいるが、年にすると、どうしても25万円の赤字となってしまう。この25万円の赤字分をどうしようと深刻な顔をして悩んでいる。



しかし、この高齢者夫婦は大の投資好きで、信託銀行に手数料を払って委託して、内国債、外国債、内国株式、外国株式に1280万円の投資を行っている。」



このような夫婦を見たら、普通の人はどう言うだろう。投資に回している金から毎年の赤字分を補填すればいいのでは、と言うのではないか。



これが、この国では通らない。



基礎年金に充てる金が2兆5000億円足らない、足らないと騒ぎはするが、運用ごっこをしている128兆円はまるで存在しないかのようである。



おかしくないか。



マスコミは、予算案ばかり家計に例えないで、年金積立金や米国債など、積みあがっている資産についても家計に例えてみてはどうか。(意図的に例えてないんだろうけどね。わかってるけどさ。言ってみたかったのよ。)


不相応な生活、へそくり枯渇=11年度予算案を家計に例えると

2010年12月25日 | Weblog
2010年12月25日 18時11分15秒

時事ドットコム配信記事(URL http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=eco_date2&k=2010122400783  )



「収入はやや持ち直したが、借金頼りの生活は変わらず、妻のへそくりはついに枯渇-。
 2011年度一般会計当初予算案をサラリーマン家計のやり繰りに見立てると、景気低迷が長引く中、何かと物入りで、年収に見合わない生活を続けざるを得ない家族の姿が浮かび上がる。
 夫の年収(税収)は409万円。昨年よりは回復したが、最盛期には遠く及ばない。高値づかみした住宅のローン返済など借金(国債発行残高)は6680万円。年215万円の返済(国債費)は、支出を前年並みに抑えても、家計に重くのしかかかる。
 老いた親は介護が必要となり、医療費(社会保障費)は膨らむ一方だ。年収を上回る443万円の借金(新規国債発行)がないと924万円を支出する生活を維持できない。ここ数年、家計を支えてきた妻のへそくり(埋蔵金など税外収入)はほぼ底を突いた。
 生活を切り詰めたり、無駄遣いをやめたりする努力が十分とは言い難いが、来年は収入増に向けた抜本策も考えないといけないのは明らかだ。(2010/12/24-18:48)」



もう馬鹿みたいとしか言いようがない記事。時事通信は、通信社としての役割を超えて、トンチンカンな記事を垂れ流してる。



元記事には図表も付いていて、そこには、支出項目として「医療費など」287万円とある。年収が409万円なのに、医療費に287万円も掛けてるサラリーマン家庭なんて見たことも聞いたこともない。そのうえ、毎年新たに年収を越える金額の借金をしている。医療費に287万円も掛けてる家庭に、年収を越える金を貸してくれる金融機関なんて存在しない。



何が言いたいかと言うと、国家予算と一般の家計を比べることは不可能だということ。国家予算と一般の家計を比べることは、読者にわかりやすい記事を提供することではなくて、誤った認識を与えることにしかならない。



記者ってのは、そんな簡単なこともわからないのかな。


ヨミドクター 医療大全 最新の医療ルネサンス・医療

2010年12月25日 | Weblog
2010年12月24日 17時54分36秒

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=34683





シリーズ痛み ・ がんとともに(1)医療用麻薬 生活の質維持





「「いたたたたっ。ぎっくり腰かしら」



 東京都文京区の主婦、玉木由喜子さん(62)は今年2月、部屋の模様替えのため、夫の信昭さん(72)とベッドを動かしていた時、突然、腰に激痛が走った。



 身動きができなくなり、3月、順天堂大病院(同区)整形外科を受診。だが、痛みは悪化し、医師にがんの疑いを指摘された。



 血液検査などを受けると、血液がんの「多発性骨髄腫」と診断された。背骨の一部が、がんによって圧迫骨折しており、神経の一部が圧迫されていたのが激痛の原因だった。



 がんの進み具合は、3段階のうち中間ぐらい。5月に入院し、抗がん剤治療を始めた。しかし痛みは消えず、看病する信昭さんに「(心配をかけて)ごめんなさい」と謝った。



 同病院で33年間、医療事務の仕事をしていた由喜子さんは、病院を訪れる患者に笑顔を絶やさなかった。聴覚障害の患者とも会話ができるよう、手話も覚えた。



 「激痛で笑顔を見せられないようでは、妻らしく生きられないと思いました」と信昭さん。そこで入院3日目から使用を勧められたのが、医療用麻薬だ。



 モルヒネに代表される医療用麻薬は、脳や脊髄の中枢神経に働き、がん細胞による痛みを感じにくくする。由喜子さんが使ったのは、すぐに効く粉薬と、効果の長い、貼るタイプの医療用麻薬。その前から服用していた「非ステロイド性消炎鎮痛薬」も併用した。





最初の抗がん剤治療が終わり、7月に退院。抗がん剤の効果も出て痛みが和らぎ、医療用麻薬など鎮痛薬の服用はやめた。「体の状態が良くなったら、病院で手話のボランティアをしてみたい」と意欲も見せる。



 同病院緩和ケアセンター室長の奥野滋子さんは「がんの初期であっても積極的に医療用麻薬を使って痛みを止めることが大切。生活の質を落とさず、がん治療に積極的に取り組むことにもつながる」と説明する。



 だが、「医療用麻薬は末期がんに使う薬だ」「使用すると死につながる」といった誤解は多い。2005~07年の医療用麻薬の国内消費量は、米国の20分の1、英国の3割程度と極端に少ない。がんの痛み治療の現場を紹介する。



(2010年12月21日 読売新聞)」






http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=34737






シリーズ痛み ・ がんとともに(2)鎮痛薬 組み合わせて効果






「埼玉県草加市の会社員男性Aさん(57)は、今まで仕事一筋。定年後は、家族でドライブを楽しみたいと考えていた。



 だが今年夏、体がだるく、体重が15キロも減った。右脇腹に重苦しい痛みもあり、近くの病院で肝臓がんの疑いを指摘された。



 9月、インターネットで調べた東京都立駒込病院(文京区)を受診。CT(コンピューター断層撮影法)検査などを受け、やはり肝臓がんと診断された。しかも、あちこちのリンパ節に転移しているという。



 「ショックでしたが、受け入れるしかありませんでした」とAさん。入院し、抗がん剤治療を始めた。腹部の痛みはがんによるもので、「非ステロイド性消炎鎮痛薬」の錠剤を飲んだ。



 入退院を繰り返したが、11月、自宅で腹部にキリキリと刺すような激しい痛みが出たため、同病院に緊急入院。非ステロイド性消炎鎮痛薬に加え、今度は医療用麻薬も使い始めた。



 医療用麻薬には、モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルなどがあり、いずれも脳や脊髄の中枢神経に働き、痛みを感じにくくする。飲み薬や注射(点滴)薬、貼り薬があり、効き方や副作用の特徴も様々だ。



 Aさんは当初、オキシコドンの錠剤を飲んだが、副作用の吐き気や眠気が強く、フェンタニルの貼り薬に変更した。副作用が出にくく、効き目はゆっくりで、3日間、持続する。一時的に激しく痛む「突出痛」が出た時は、速効性があるオキシコドンの粉薬を服用した。



 Aさんは今月10日に退院。「痛みは消えないが、薬で抑えられるのはありがたい。今後は車で家族と旅行に出かけ、楽しい思い出をたくさん作りたい」と話す。



 世界保健機関(WHO)は、痛みの強さを3段階に分け、強さに応じてどの鎮痛薬を使うのか、治療法の目安を定めている。医療用麻薬より効き目が弱い非ステロイド性消炎鎮痛薬から始め、痛みが強くなったら弱めの医療用麻薬を、さらに痛みが増したら強めの医療用麻薬を追加する。



 ただ、医療用麻薬は、がんが末梢神経を傷つけて起こす痛みには効きにくく、その場合は、抗うつ薬や抗けいれん薬などの「鎮痛補助薬」も併用する。Aさんも補助薬を服用した。



 同病院緩和ケア科医長の田中桂子さんは「複数の鎮痛薬を併用すると、より良い鎮痛効果が期待できる。医師や看護師に痛みの状態を遠慮せずにしっかり伝え、最良の組み合わせを考えてもらうことが重要です」と話す。



(2010年12月22日 読売新聞)」






http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=34804






シリーズ痛み ・ がんとともに(3)薬の量合わず 副作用次々






「痛みを取り除く医療用麻薬は、使い方によっては副作用が強くなり、生活の質を落としてしまう。



 埼玉県の主婦B子さん(63)は2008年7月、右胸のしこりから、近くの病院で乳がんと診断された。



 がんは背骨に転移しており、腰の辺りに激しい痛みがあった。埼玉県立がんセンター(同県伊奈町)に入院、放射線治療を受けたが痛みは消えず、退院後も医療用麻薬のオキシコドンの錠剤を飲んだ。



 医療用麻薬は、吐き気や便秘、眠気などの副作用を伴う。B子さんも10月、吐き気が出たため、吐き気止めの薬を飲んだ。ところが今度は、じっとしていられない、周りをキョロキョロ見る、といった症状が表れ、夜も眠れなくなった。



 医療用麻薬の副作用の吐き気止めとして主に使われるのは、脳の神経に作用する抗精神病薬。この薬には、じっとしていられない「アカシジア」という症状や、筋肉のこわばりや手の震えが起こる「パーキンソン症候群」の副作用がある。



 その後もB子さんは強い痛みを訴え、内科の主治医はオキシコドンを増量。すると、眠気が強くなり、再び吐き気も出たため、09年5月、同センターに再入院。吐き気止めも飲み続けており、アカシジアの症状も消えていなかった。



 緩和ケア科長の余宮きのみさんがじっくり話を聞くと、激しく痛むのは体を動かす時だけで、安静時に痛みはなかった。また、医療用麻薬の副作用で便秘にもなっていた。



 余宮さんはオキシコドンの量を減らし、吐き気止めは中止した。やがてB子さんは落ち着きを取り戻し退院。その後も抗がん剤治療などで入退院を繰り返しつつ、少量のオキシコドンで痛みを抑えている。



 医療用麻薬による吐き気は通常1~2週間で止まるため、吐き気止めはこの間だけ飲めばいい。だが実際は、予防的に漫然と処方され、診断が難しいこともあって、アカシジアなどが見逃されていることも多い。



 今年5月に公表された吐き気止めの適正使用の指針では、「医療用麻薬を使う際、吐き気止めを予防的に投与する科学的根拠は乏しい」と指摘した。



 「吐き気がなかなか止まらない場合、便秘が原因の場合も多い」と余宮さん。医療用麻薬で腸の動きが鈍くなって便秘になり、これに反応した脳の神経が吐き気を起こす。B子さんも便秘薬で便通が改善、吐き気も治まった。



 余宮さんは「どのような時にどれくらい痛みがあるのかを正確に把握し、医療用麻薬の使用量を調整することが大切」と訴える。



(2010年12月23日 読売新聞)」






http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=34808






シリーズ痛み ・ がんとともに(4)リハビリ 出来ること維持






「病院のリハビリ器具の手すりにつかまり、行ったり来たり。東京都在住の乳がん患者C子さん(64)は今月、歩行訓練に励んでいた。痛みが出ずに安定して歩くことが目標だ。



 C子さんの右胸に乳がんが見つかったのは2004年3月。09年3月には背骨への転移が見つかった。がんが神経を圧迫するなどし、背中には激痛が走り、手にはしびれが出た。



 翌月から昭和大病院(東京都品川区)に通院。抗がん剤と放射線の治療を受け、貼るタイプの医療用麻薬、フェンタニルや、非ステロイド性消炎鎮痛薬の飲み薬などで痛みを和らげた。



 鎮痛薬を使えばある程度、痛みは抑えられる。だが、C子さんは台所に立って食事を作ったり、自分でトイレに行ったりと、自立した生活を送り続けることを望んでいた。そこで今年11月、痛みが強くなって放射線治療などを受けるために入院した際、理学療法士の指導によるリハビリを始めた。



 同病院緩和ケアセンター長の樋口比登実さんは、「体を動かさないと筋力が衰えたり関節が硬くなったりし、体を動かす時に新たな痛みが出る。リハビリを行えば、こうした痛みを予防できます」と説明する。



 ベッドに腰掛け、足首に1キロ程度のおもりをつけて膝を曲げたり伸ばしたり、両足首に1本のゴムを巻き、開いたり閉じたり。自宅の玄関でつまずかないよう、踏み台を利用した歩行訓練も行った。



 「筋肉がついたような気がします」とC子さん。手すりにつかまれば、しっかりと歩けるようになった。



 リハビリでは、がんによる痛みを少なくする動き方を覚えることも大切だ。例えば、ベッドから立ち上がる時、両手をマットにつき、お尻を上に浮かせ、次に片手ずつ膝に乗せて上体を起こす、といった動き方だ。



 ただし、決して無理はせず、がんの進行度や体の状態に合わせて行う。ベッドから起きられない場合は、ベッド上で肩回しや、足に力を入れて蹴る動作、膝や股関節を動かすなど、できる範囲での運動でよい。



 C子さんのように骨転移をしていれば、骨がもろく折れやすいため、コルセットやつえ、歩行器などを使い、転倒や骨折を防ぐ。



 「がん患者のリハビリは、高すぎる目標を立てず、今できることを維持するつもりで少しずつ行うことが大切です」と樋口さん。自分なりのゴールを目指し、医療用麻薬の使用とリハビリで、がんの痛みと上手に付き合いたい。(利根川昌紀)



(2010年12月24日 読売新聞)」


障害者用駐車場マナー向上せず

2010年12月25日 | Weblog
2010年12月24日 00時52分37秒

URL http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20101223-OYT8T00042.htm



「減らぬ健常者の利用

 

 障害者らの優先駐車スペースを健常者が利用するマナー違反を減らそうと、県が昨年7月から実施した「おもいやり駐車場利用制度」について、県がアンケート調査したところ、制度に協力する施設の半数で不適正利用の状況が変わっていないことがわかった。制度実施から1年以上たったが浸透が十分には図られていないとみて、県では制度のPR強化に努めることにしている。(船越翔)

 制度では、障害者や高齢者、妊産婦、けが人らを対象として、自治体や保健福祉事務所に利用証の申請をしてもらう。制度に協力するスーパーや病院、公共施設などでは、車いすマークのある駐車スペースに車を止めるには、車内に利用証を掲示することが必要となる。11月末現在で、1万3221人が利用証の交付を受け、1069施設が協力している。

 調査は今年10月に、988施設を対象にアンケート用紙を郵送。49・7%の491(民間340、公共151)施設から回答が得られた。この結果、制度導入後の不適正利用の状況について、「減った」と答えたのが199施設(40・5%)だったのに対して、「変わらない」としたのは237施設(48・3%)だった。

 不適正利用があった場合、声かけや店内放送などで注意を呼び掛けているのは277施設(56・4%)で、138施設は「対応していない」と回答。対応しない理由については、「人数的に駐車場に警備員を配置出来ない」「余計な苦情やトラブルを回避するため」などが挙がった。福島市内のスーパーの担当者は読売新聞の取材に対し、「不適正利用といっても店の客であることには変わりなく、厳しいことは言えないのが現状」と対応の難しさを語る。

 県に求める取り組みについて尋ねた質問では、回答した123施設のうち88施設(71・5%)がPRの強化を求めた。県内65店舗が制度に協力するヨークベニマル(本社・郡山市)では、折り込み広告に定期的に制度の説明文を掲載。制度の認知不足からの苦情が多く寄せられたためだ。同社の担当者は「モラルの問題という側面もあり、県も含めて一体となって対処すべき」と指摘する。

 県でも今後、運転免許講習時にチラシを配布するなどより多くの人に対して制度のPRを図ることにしている。県高齢福祉課の須賀正弘課長は「県民への制度の浸透はまだ不十分。本当に必要な人が駐車場を使えるように、今後も広く理解を求めていきたい」と話している。

(2010年12月23日 読売新聞)」

JAL:金属探知機を通れる竹製の車いすを開発 11年から導入へ

2010年12月25日 | Weblog
2010年12月21日 22時34分11秒

毎日jp配信記事(URL http://mainichi.jp/photo/news/20101221mog00m040007000c.html  )



「日本航空(JAL)は21日、空港の保安検査場に設置されている金属探知機に反応しない空港用竹製車いすを開発したと発表した。

 これまでの車いすは金属製で金属探知機が反応してしまうため、飛行機に搭乗する際にはボディーチェックが欠かせず、時間もかかることから車いすの乗客には負担となっていた。独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)、オーダー家具の製造販売を行うサン創ing社(大分県日出町・三浦陽治代表)と共同開発した空港用竹製車いすは、車輪だけでなく、強度を保つ軸や軸受け、ブレーキなども金属を使用しておらず、金属探知機に反応しない。車輪に装着される握り手部分(ハンドリム)の部品も竹で作られており、竹特有の温かさを感じることができるという。また、足乗せ部分や全体の強度確保には、しなやかな竹の弾性を行かす為の特殊技術が施されている。1台ずつ手作りで製作には約1カ月かかることから大量生産は難しく、開発には4年近い時間がかかった。

 費用は1台あたり約60万円かかるが、元阪神の外野手、赤星憲広さんが設立した「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」の協賛を得て、2011年1月に大分空港に1台、2月には羽田空港2台の竹製車いすをJAL国内線で試験導入することにしている。【米田堅持】」