がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

発達障害男性が国賠請求へ=盗撮自白「捜査官の作文」―東京高裁で逆転無罪

2010年07月10日 | Weblog
2010年06月29日 20時27分37秒掲載

asahi.com配信記事(URL http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201006280002.html  )



「盗撮目的で女性に携帯電話を近づけたとして、一審で有罪となったアスペルガー障害の20代男性=神奈川県=に、東京高裁が無罪を言い渡し、2月に確定したことが27日までに分かった。男性が容疑を認めた供述調書について、高裁は「捜査官が誘導したか、作文した疑いをぬぐえない」と信用性を否定。男性は来月、精神的苦痛を受けたとして、横浜地裁に国家賠償請求訴訟を起こす。

 二審で弁護を担当した野呂芳子弁護士は「自白獲得ばかり重視し、客観証拠を顧みない捜査が行われた」と批判。訴訟では警視庁と東京地検による捜査・起訴の違法性を問う。

 男性が盗撮を疑われたのは2008年6月。都内の地下鉄駅のエスカレーターで、前にいた女性にとがめられた。警察署で任意の取り調べを受け、地検にも出頭。自白調書が作成され、都迷惑防止条例違反(卑わい行為)罪で在宅起訴された。

 男性は裁判で「取り調べで調書の内容が違うと答えたが、取り合ってくれなかった」と無罪主張した。しかし一審東京簡裁は昨年3月、自白調書のほか、男性が驚いたり謝ったりしたとの女性や駅員の証言などを基に罰金30万円を言い渡した。

 これに対し高裁判決は、男性をアスペルガー障害と診断した医師の意見書や証言を重視。通常の人より混乱しやすいとして、女性らの証言は盗撮を裏付けないと判断した。」

 

全面可視化はどうなってんだよ、千葉法相さんよ。


障害者が輝く組織が強い 人材力経営の真髄ここにあり

2010年07月10日 | Weblog
2010年06月09日 23時59分06秒掲載

URL  http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100325/213601/  



「障害者が輝く組織が強い

障害者を「戦力化」できている企業は稀なのが現状だ。多くの企業経営者や人事担当者にとって、障害者雇用は「渋々ながら取り組んでいる義務」あるいは「やむを得ず支払っている社会コスト」というのが本音であろう。だが、「障害のある社員」が生産や販売、顧客対応、さらには商品企画・開発の現場で、「即戦力」として企業に貢献しているケースは少なくない。「なぜ、彼らはうまくやっているのか?」。本コラムでは、障害者雇用の最前線の取材を通じて、「企業におけるダイバーシティ=人材力を最大限に発揮する経営」の真髄を探っていく。

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記事一覧
•2010年6月3日
「通勤できる人は募集していないんですよ」
沖ワークウェル《前編》 雇用対象にしているのは、通勤が困難な重度の障害者だけ。そうした人たちに働く場所を提供することが、私たちの企業ミッションだと考えているんです。


•2010年5月27日
「クラウド」を手話でどう表現するか
日立製作所《後編》 「自分自身の行動や勤務態度でしっかりと見せるようにしなければいけないと自覚しています。しかし、聞こえない障害を抱えている分、ついていくのはやはり大変な面もあります」


•2010年5月20日
「チーム・スワン」が会社の声価を高めた
日立製作所《前編》 「聴覚障害のある社員による営業部隊」が組織化されたのは、日本企業では恐らく初めてのことであろう。ろうのコミュニティが「チーム・スワン」を強い共感と支持を寄せたのも当然だった。


•2010年5月13日
障害のあるベテラン社員が語る「会社で働く」とは《後編》
ライオン 「企業の立場で言えば、メールマガジンに一本化したい。けれども、ITが使えないから点字版が欲しいというお客様もまだまだいらっしゃいます。私がこの会社にいる限り、絶対に止めません」


•2010年5月6日
障害のあるベテラン社員が語る「会社で働く」とは《前編》
INAX 相談に来た顧客が奇異に感じたり気を遣ったりはしないか、が心配だった。これらは「体調を維持して、どんな時でも絶対に病人っぽく見せない」という“決め事”を自らに課すことで乗り切った。


•2010年4月22日
障害に関係なく、社員を活かすのが人事の鉄則だ
マイクロソフト《後編》 障害のある社員をどのように管理・評価するのか。「できないことがあるのは事実。でも、重要なのは何ができないかではなく、何ができるか。そこに価値を見出していくことに尽きます」。


•2010年4月15日
自らの居場所を、自分で作った「全盲のITエンジニア」
マイクロソフト《前編》 きちんとした部署も決まらないまま、まるで開発部門の中に間借りするような格好で放り込まれた。「自分で仕事を作らない限り、やることがない状態でした」と苦笑しながら、当時を振り返る。


•2010年4月8日
障害者のチカラを引き出す“社会実験”
共同スタジオ「アトリエ インカーブ」《後編》 素晴らしいコンテンツがあるのに、それを発表する場がなく、アーティストとして活動するシステムがない。今中博之氏がたどり着いたのが、「国が守り、民間が育てる」現在のアトリエ インカーブの仕組みだ。


•2010年4月1日
社会福祉法人が育てた「現代アート」の新星たち
共同スタジオ「アトリエ インカーブ」《前編》 ある人は「現代アートの奇跡」とまで言う。それは、「既存の社会システムの仕組みを巧みに組み合わせて、“障害者のチカラ”を引き出す1つの社会実験」と言えるかもしれない。  」