がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

転載:精神障害者の長期入院

2009年09月09日 | Weblog
2009年09月09日 18時17分11秒記載

中山研一先生のブログ記事を紹介させて頂きたい。(URL http://knakayam.exblog.jp/ 2009-09-09 11:40 )



「精神障害者の支援対策も、今回の政権選択の点検項目とされていましたので、今回の選挙でその政権交代が現実化したことを前提として、この問題にも何らかの変化と改善が期待されるところです。しかし、この問題の根は深く、その改善は決して容易なものではありません。
 最大の問題は、精神障害者の長期入院という積年の弊を改めて確認し、その抜本的な減少に向けて着実に第一歩を踏み出すことにあります。長期入院の現状は、諸外国との比較で、以下のようにまとめられています。
 「欧米諸国は80年代半ばから精神障害者が地域で暮らせる環境づくりに力を注ぎ、精神科のベッド数を減らしている。人口千人あたりのベッド数は00年時点で、イタリア0.2、米国0.3。これに対して日本は2.8。フィンランドは80年代に2年以上の長期入院患者の半減を目指し、治療プログラムの改善や、障害の程度に応じた受け入れ施設を整備した。
 厚労省は04年に、35万5千ある精神科ベッドを14年までに7万減らす目標を定めたが、認知症の入院患者も増えたため、07年で35万1千人とほとんど変っていない」(朝日新聞2009年8月26日朝刊)。
 つまり、7万2千人の「社会的入院」(他に行き場所がない人の入院)の削減すらいまだ実現していないのが、日本の精神病院の現実なのです。そして、当の「日本精神科病院協会」自体が、業界の利益のために、入院患者の削減に熱意がなく、自民党や族議員に多額の政治献金をしている実態がすでに衆知の事実となっています。この分野でも、政官業の癒着関係にメスを入れることが緊急に要請されるところですが、同時に、精神障害者に対する世間の根強い偏見から、精神障害者の人権を守るという地道は啓発活動も求められています。」

がんと闘い命がけの出産 女性のブログを遺族が出版

2009年09月09日 | Weblog
2009年09月03日 22時32分44秒記載

asahi.com配信記事(URL http://www.asahi.com/national/update/0903/SEB200909030002.html )



「がんと闘いながら次女を産み、約4カ月後に24歳で亡くなった北九州市門司区の大石真由美さんが携帯電話でつづったブログが、一冊の本にまとめられた。「もし再発したって 何回でも闘ってやるばい だって守りたいモノがあるから。大切なまゆの家族」。ひたむきに病気と闘ってきた彼女の姿を伝えている。

 書名は「いぬのおまわりさん」。ブログのタイトルと同じで、長女の好きな童謡から取った。母久美子さん(51)がまとめた。

 真由美さんは07年5月に結婚、同年8月に長女瑠美南(るみな)ちゃんを出産した。先延ばしにしていた結婚式を控えた07年12月、次女結南(ゆうな)ちゃんの妊娠がわかった。

 「ママ、ビッグニュース! 第2子妊娠した!」。久美子さんは、真由美さんが興奮した様子で電話をかけてきたのを覚えている。真由美さんは3人きょうだいの真ん中で、姉美寿々さん(26)とは年子。「年子は楽しい。私も絶対女の子を年子で産みたい」と話していたという。

 式の準備や健診で忙しくしていた08年2月、エコー検査で卵巣に異常が見つかり入院。血液のがんの一種、悪性リンパ腫と判明した。

 医者に子どもをあきらめるよう勧められ、真由美さんはブログにつづった。

 赤ちゃんを諦(あきら)めるとか、絶対にしたくない だってこの妊娠がなかったらまゆは気づかなくて 多分生きてなかったと思う この子が命がけでまゆにイノチの危険を教えてくれた だからまゆは命がけで産みたかった(3月3日)

 抗がん治療を開始。副作用で髪が抜けるたびに泣いて久美子さんに電話した。6月23日、帝王切開で出産した。

 元気に動いてくれて 何度も励まされた ありがとう 何回言っても言い足りない(6月28日)

 9月19日。病院で久美子さんは医者に呼び止められた。血液検査の結果が非常に悪かったという。「命のことも考えなければならない」。頭を殴られたような気がした。

 その日、真由美さんは最後となるブログを記した。

 大金持ちになりたいとか そんなんやないよ ただ普通で お金ないでも 家族一緒に おりたかっただけなんよ(略) 外泊する度にね (子ども2人が)大きくなって 別人みたいで 嬉(うれ)しい半面 その成長を見れんのが 悔しいで仕方ない

 病状は悪化。約1週間後に臍帯血(さいたいけつ)の移植を受けたが改善せず、ほぼ寝たきりの状態になった。ブログも更新できず、11月5日に亡くなった。

 ブログは美寿々さんが今年1月、すべて書き写して久美子さんに贈った。「真由ちゃんの子ども2人はまだ幼いけど、ママはこれだけがんばったんだということを残したい」。久美子さんは何度も読み返して、本にまとめた。

 2人の子どもは夫の実家で元気に育っている。遊んでいると瑠美南ちゃんが「ゆーな、ゆーな」と言って結南ちゃんを抱きしめるという。

 久美子さんは今も、真由美さんの好物のコロッケとヒジキの煮付けをつくれない。真由美さんのことを思い出してしまうからだ。でも夢に出てきては「ママ、くよくよせんでがんばらんね」と励ましてくれるという。「本を完成させた時も夢で『ママやったね!』とほめてくれた。まゆちゃんのがんばりが伝わって、読んだ人に勇気を与えられたら」

 本は1470円。問い合わせは不知火(しらぬい)書房(092・781・6962)へ。(山根久美子) 」

9月は障害者雇用支援月間です

2009年09月09日 | Weblog
2009年09月02日 23時45分33秒記載

こうタイトルを打って、こういう記事を書いたのは何度目でしょうか。


現下の経済情勢では、障害者といえども(寧ろ障害者だから)首を叩き切られている状況で、書いてて虚しさを感じます。


障害者雇用促進法の改正案は(私から言わせれば「改正」の名に値しませんが)とっくに可決・成立していますが、施行は来年7月やら平成27年4月やらです。悠長なことです。


厚生労働省の言う「共生社会」とやらはいつやってくるのでしょう。


何度も言いますが、法定雇用率を5%以上にし、違反企業名を公表し、罰金を不足1ポイント当たり最低30万円くらいに設定しなければ、厚生労働省の言う「共生社会」とやらは、意味を持たないただの記号です。