がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

防衛医大教授に逆転無罪=電車内痴漢「慎重な判断を」-事件捜査に影響も・最高裁

2009年04月14日 | Weblog
2009年04月14日 17時57分記載

時事ドットコム配信記事(URL http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc&k=2009041400531 )



「電車内で女子高校生に痴漢行為をしたとして強制わいせつ罪に問われ、一、二審で実刑とされた防衛医科大学校の名倉正博教授(63)=休職中=の上告審判決で、最高裁第三小法廷(田原睦夫裁判長)は14日、「被害者の証言は不自然で、信用性に疑いがある」として、逆転無罪を言い渡した。教授の無罪が確定する。五裁判官のうち三人の多数意見。
 判決は「客観証拠が得られにくい満員電車内の痴漢事件では、特に慎重な判断が求められる」とした。同種事件の捜査や裁判に影響を与えそうだ。
 同小法廷は、手に残った繊維の鑑定などの裏付け証拠がないことから、唯一の証拠である被害者の証言について、慎重に判断する必要があるとした。
 その上で、痴漢被害を受けても車内で逃れようとせず、いったん下車した後も車両を変えずに再度教授の近くに乗ったとする女子高生の証言を、不自然で疑問が残ると指摘。全面的に証言の信用性を認めた一、二審の判断を「慎重さを欠いた」と退けた。(2009/04/14-17:33)」



同じことを読売が伝えると。(URL http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090414-OYT1T00669.htm?from=top )



記事タイトル:物証・目撃なし「痴漢」防衛医大教授に逆転無罪・・・最高裁



「東京都内の電車内で女子高生に痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われ、1、2審で実刑判決を受けた防衛医科大の男性教授(63)(休職中)の上告審判決が14日、最高裁第3小法廷であった。

 田原睦夫裁判長は「被告を有罪とした1、2審判決には重大な事実誤認がある。検察官による犯罪の証明は十分ではない」と述べ、懲役1年10月とした1、2審判決を破棄し、無罪を言い渡した。男性の逆転無罪が確定する。

 男性は2006年4月18日朝、東京・世田谷区を走行中の小田急線の電車内で、女子高校生(当時17歳)のスカートの中の下着に手を入れるなどしたとして逮捕、起訴された。

 男性は一貫して容疑を否認し、物証や目撃証言もなかったが、1審・東京地裁判決、2審・東京高裁判決は、いずれも女子高生の供述を信用できると判断していた。

(2009年4月14日16時49分 読売新聞)」