大山勤行は、小田急伊勢原からバスで
日向薬師まで。
日向薬師、浄発願寺、石雲寺でお経を上げて
見晴台を経て大山上社で一休み。
下りは、やびつ峠、林道を下り
最後にKおばちゃんのところでコ-ヒ-
1杯350円で美味しいですよ。
お菓子も出ますよ。
数年前から帰りには寄ります。
いつだったか、
大人の童話?シェル・シルヴェスタイン「大きな木」を紹介され
「村上春樹さんの訳より
本田錦一郎さんの方がいいね」とおばちゃん。
この本は、いいですね。
おばちゃんは、20年以上
この自然の中で生活しています。
村?の人たちとの付き合いは出来るだけ少なく。
僕は、おばちゃんと話をするのを楽しみに
寄ります。
帰りのバスの時間を気にしながら。
おばちゃんと話をしていると
自然中に溶け込んでゆくような気がして。
僕たち修験者は、苦しみながら山を登り下りしているけど
おばちゃんは、自然と一緒に生活しているだけで
僕の感じていることが分かる。
天外 伺朗さんのfacebookで真言の話が燃えていますが、
その中で「妙好人」の話が出てきます。
江戸時代には沢山いたらしい。
おばちゃんと話をていると何となく
「妙好人」ような気がしてくる。
土曜日も
「昨年、自分とご主人のご両親を亡くされたそうです。
94才でなくなったご主人のお父さんのことを
お坊さんは、「死んでから修行されているのですよ」と話されたと。
「94才まで苦労して生きてきた人が死んでからの修行ってないですよね」と
僕に聞いてきました。
「お釈迦さまは、死後ことは言っていません。
天台宗の恵心院に隠遁していた源信が、「往生要集」の中で
話していることで、
帯津先生の話ではないが、お父さんは楽しい旅をしていますよ。」と僕。
「何となく安心しました」とおばちゃん。
「僕もほんのかけだしのお坊さんだよ」と
おばちゃんと生活しているネコちゃんの写真です。
ネコちゃんから雰囲気が伝わるかなあ。
17年の長生きで歯が欠けて舌がでてしまうんですよ。
でも家のなかで一番しかっりもの。
ねこちゃん達は、皆んな可愛がられてのびのびしています。
みのげに下る最後のところに
春がやってきていました。
みつまたの芽が。
あの黄色い花が楽しみです。
カエルが門のところに飾ってあります。
「登山者が無事に帰りますようにと」
大山の階段の登り切ったところにもカエル
kおばちゃんのところからバス停に向かう途中
今日は、ゆずでした。1個10円
早速、ゆずジャムをつくらなければ。
最後のお地蔵さん。
いつもお供えは沢山。
お酒を飲むのかな?
最後にシェル・シルヴェスタイン「大きな木」の紹介。
リンゴの木と少年は友達であった。
ともに遊び、心を通わせていた。
しかし少年は大人になってゆきお金が必要になる。
木は「私の果実を売りなさい」と言う。
少年は果実をすべて持っていった。
しばらくして、大人になったその子は家が必要になる。
木は「私の枝で家を建てなさい」と言う。
その子は枝をすべて持っていった。
また時が経ち、男は「悲しいので遠くへ行きたい」と言う。
木は「私の幹で舟を作りなさい」と言う。
男は幹を持っていった。
時が経ち、男は年老いて帰ってきた。
そして「疲れたので休む場所がほしい」と言う。
木は「切り株の私に腰をかけなさい」と言う。
男は腰をかけた。
木は最初から最後まで幸せであった。(wikipedia)
ありがとうございました。