新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

新国立競技場のスタンド

2019-07-31 08:00:09 | コラム
「何だかなー」の思いを禁じ得ない再度の変更:

僅か実質的に2日間我が家を離れていただけで、こうやってPCに向かってみて「はて、27日までは何をやっていたのだったか」とボンヤリしている。ボンヤリする為に休養に出掛けたのだったが、その間にほとんど新聞も何もろくに読まなかったが、何となく何処かでこの新国立競技場関連の記事を読んだ記憶があるのだ。さらに、往路で新国立劇場の横を通る首都高を走って「こんな大きな物を作って後はどうする気なのかな」と勝手に不安に思ったのだった。

そこで、その新国立競技場に関連する記事である。それは一旦は陸上競技のトラックをオリンピック終了後には潰して、そこにスタンを延ばすという決定はしたが、変更の費用が100億円もかかると判明して方針を変更してトラックを残す事に変わったというものだった。その理由は費用だけではなく運動競技以外に音楽等の催し物を開催する際にはトラックがあった方が良いという考えがあったという。「何処の何方が決定された再度の変更か知らないが、何を間抜けな事を言っているのかな」と言わざるを得ない。

私は以前から指摘して来た事で、旧競技場(霞ヶ丘何とか言うのが正式名称らしいが)はトラックが設置されていた為に、サッカーやフットボールの観戦に行くと、スタンドの下の方というか球技を観戦する時にピッチに近い席に座ると、ほぼ同一平面で観戦する事になって全体の動きが見えなくなるし、上の方に席に座るとサッカーその他が遙か彼方で球技が行われていて極めて見にくいのだった。何も国立だけに限った事ではないが、我が国では何故か競技場を作ると陸上競技のトラックを付けたがるのだ。作る方は球技系の競技が見に難くなる事は一切気にしていない様子なのだ。困った事だと何時も同志たちと嘆いていた。

私は何も陸上競技を軽視せよと言っているのではなく、フットボール系の球技を見に来られる方々の見やすさに少しは関心を持てと主張したいだけの事だ。もしも陸上競技のトラック種目に関して何か言っても良いとなれば言える事は「オリンピック級の規模のトラックの種目の競技が開催される頻度がどれほどあるかを考えよ」という事と、「それほど陸上競技が大事ならば、それ専用の競技場を建設すれば良いないか。観戦者の為のスタンドとトラックが近い物を作れば良いじゃないか。つい先頃まではマイナーだったラグビーはチャンと秩父宮ラグビー場を持っているように」と主張したいのだ。

今回は新国立競技場ではオリンピック終了後にトラックを廃止すると聞いたので、やれ嬉しやと思っていたところにこのニュースで、些か落胆させられたのだった。尤もこの歳になってあそこまで行って観戦する熱意も体力などもうないだろうが、陸上競技ようのトラックを残そうという方々の運動競技の観戦とは如何なるものかを知らない観戦者に配慮しない非常識振りが残念だと言いたいのだ。

またアメリカの話かと言われそうだが、アメリカに行って野球場でもフットボール専用の競技場にでも行って見たまえ。この急勾配のすランドでもしも足を踏み外したいすればそのままフィールドまで落ちていくかと怖くなるほどだ。あの新国立競技場の問題が起きた時に「設計者には一度でも良いからアメリカの競技場を見てきて欲しい」と言ったのは「アメリかでは観客の為の配慮が為されている」からである。尤も、DeNAが本拠地にしている横浜スタジアムのスタンドも上の方に上がれば、年老いた脚で上れば息が切れるほどの急勾配になっているがね。関係者が再検討されると良いのだがと願っている



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