湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

「鍵泥棒のメソッド」の黒の方。

2014-05-21 | 畑中さんのこと。
キャラメルボックス スプリングツアー「鍵泥棒のメソッド」BLACK
5月20日(火)19:30 観劇。

黒、三回目にしてようやく映画を意識しないで観られたような気がする。
そしてなんだか、舞台観るのが楽しくて仕方がない状態。
ファンとして初心に帰ってる感じだ。←
畑中さんのブログ読んでも、あの頃のようにきゅーんとしてるよ!どうした私。

そんなこんななブラック。上手ちょい前寄りで観ました。
なんかラッキーなことに前の列の人が一人来なかったので
私は都合よく良く見えましたが、上手のサイド席からだと
下手の畑中さんの転んだり座ったりが人の頭で見えにくいです。
最初の縄もろとも床に落ちるとこ辺りとか、場所に寄っては見えない。

最初の殺し屋コンドウの登場のシーンでアベジョーが
サングラス越しに見せる殺意にまずときめいて、
車の窓に肘を付いて身を乗り出す、と言う動きをするんだが
これがかっこよくて、ますますときめいた。
そのせいか、ダンスシーンは畑中さんに集中仕切れず
あちこち視線がさまよって、ちょっと自分的敗北感。
着替えのシーンでは、近くでみると思ってたよりぽよではない?という気も。
しつこいですな。それに人よりまず自分だぜー。

ダンス。着替え終えた桜井がコンドウの財布を内ポケットに入れたことで
感情が走り出す雰囲気というか、悪いことに手を染める時の全能感というか
なんでも出来るし、なんでもやってやるという、むき出しの欲望が全開で
正面を見据えたまま左足を回すのなんて、まず何してやろうかって
舌なめずりしてる感じだなぁと思いながら観つつ、
その桜井が最初にするのが元カノに会いに行ってお金返すってのが
小さいというか、未練たらしいというか。かわいいというか。

まぁ失恋の駄目押しされちゃうわけだけども。
彼女から渡されたアルバム、のぞいてみたいな。
その写真が最後の最後にコンドウの背中を押すのだものね。
よっぽど幸せそうな写真だったのだろうなぁ。

あんりちゃんの香苗がかわいくて仕方がないのだが。
前半の彼女は、いつも少しだけさびしそうに見えてて
家族といても、仕事場でも、いつだってほんの少しさびしい。
何かが欠けていて。かすかにどこかが痛いような。
そしてそのさびしさに本人は頑なに気づいていない、そんな風に見えて。
それが、豚肉の生姜焼を作りに部屋に足を運ぶ頃には
すこし、やわらかい笑みに変わっていて
お父さんのお葬式の時に部屋で話している時の相手に寄せる信頼がとてもかわいい。
お父さんの映像を見ている時も小さな娘の顔をしていてほんとうにかわいい。
かわいくてかわいくて。もう、桜井のばか。と言う気になる。
あんりちゃんの香苗と、アベジョーのコンドウはうまくいってほしいなと
思う二人なのだな。

畑中さんのこと、ちまちまと。
鍵、受け取る前じゃなくて、受け取って握りしめてからの間だったのね。
ぐっとくるのですよ、ここ。
というか、一方的にやられっぱなしの関係から
だんだん共犯というか肩を並べて行く二人の力関係の変化が楽しくてしかたない。
別れのシーンでは二人とも同等だったよな。
前回の謎のメモの「もちろん」は
病院で大家さんに会って記憶すっかり戻りましたと言った時
家賃のことを思い出したか言われての「もちろん」だった模様。
「もちろん」の言い方とか勢いが好きだったみたい。
遺書やら、細いロープやら取り出されての数々のやりとり
言葉でぐさぐさやられてる畑中さんの桜井のかわいさったらないね。
ピンポンダッシュの時の、靴ひも結びつつ、口笛吹いてるのが
絵に書いたようなごまかし方でかわいい。
青島コートで椅子に座る時、コートの裾広げて座るのがなんだかかわいい。
コンドウの部屋でパソコン検索するたどたどしい姿もかわいいんだけど
その後クッキー缶に手を伸ばし、口にくわえるまでの自然な流れが
ものすごく、よくてですね。でも何がいいのかよくわかんなくって。
なんだろう、展開知ってるので、それクッキーじゃないの知ってるんだけど
まるでクッキーを口にするように口元に持って行く畑中さんの仕草がね自然で。
嘘に嘘で騙されるような、鏡映しのような錯覚に近いよさ?
んー。自分でもよくわからない。

元カノの部屋で香苗と言い争ってる時にサングラス落とす。
どちらも拾わず出て行くのでだいじょぶかなーと思ってたら
白扉移動で出てきた黒子の多田さん(たぶん)が拾ってくれてた。
桜井の危機は桜井が救うみたいな感じ。ありがとう←

畑中さんの黒のお仕事?
コンドウの部屋、ビデオとアタッシュケース片付け。
工藤の部屋の丸テーブル片付け。
綾子の部屋の椅子二つ片付け。くらいかなぁ。
工藤の部屋の丸テーブル片付けが一番好き。

桜井の部屋、「MONSTAR」があったなぁ。しばらく読んでないわこれ。
あと「キル」があったくらいしか見えず。台本だろーかー。のだまっぷ?

劇中、これを機に禁煙でもするかみたいなこと言ってるんですが
桜井二人とも喫煙者なので、なんだか可笑しみのある台詞に感じる。
「賢明です」もね。

上手で観て良かったなぁと思ったのは
アベジョーのコンドウがコンドウとして自分の部屋で再登場するところの迫力は
上手の方が強かったな。

ラストの猫娘のとこの「かわいい」は畑中さんの笑顔より、
ハート撃ち抜かれた猫娘の岡内さんの全力笑顔が忘れ難い。
ぱぁぁぁぁって感じだったな。

それから。
コンドウの部屋で銃を手にした桜井の表情の移ろいが近くで観られたのがよかった。
こんな切ない顔してたのね。一瞬だけど。

挨拶は一回目アベジョーで、これはと思ったらやっぱり!
二回目!あんりちゃんだった!かわいい!うれしい!
そして、三度目のカーテンコールで出てきた時の
畑中さんの恐縮しきりな様子がかわいかった。
逆にいえばしつこく呼んでごめんなさいだけど、三方礼好き。

アベジョーの挨拶で「平日の火曜の夜に」と言われた時に一瞬びっくりしてしまった。
なんかすっかり見てるうちに寛いでしまったらしく、
土曜の昼とか日曜のつもりでいた自分にびっくりしたよ。

メモめも。
小多田さんが白衣着て、大内さんにストレスがどーのというところの白衣。
立ち位置上手なのに、下手から取ってきて、下手に返しに行ってたような気がする。
あれ、前半で大内さんが医師やってる時に着てたやつだからなのかな。

編集部のバイト募集あたりのコネタのアップテンションが
変わっちゃったのは覚えてるんだがネタを覚えていない。
アップテンション結構好きでした。

編集部での編集長がらしくいられるのは亜矢奈ちゃんの理解あってだよなぁ
と思う。ぎりぎりありです、からの流れは大好きです。

石原さんの役、彼氏ってのがいいなぁ。

この日もロビーにかじもとさんがいらしてて売り子ちゃんしてたのだけど、
初日にお見かけした時よりなんか美人さんな雰囲気だった。
髪伸びたせい? 初日から10日しかたってないけど。

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