湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

音に乗って、平行世界を旅しよう

2009-03-16 | zabadak
ザバダックの新譜「平行世界」のコピーです。
ということで、改めて感想など。

1.樹海 -umi-
まず。すごい。
コンサートで演奏する事を前提に聞くと物凄く大変そう。
楽しみです。
聞く分には畳み掛けるような歌詞と
音がなだれってくるのが心地よい。
歌詞、小峰さんではなく松田克志さんなのですね。
いろんな色彩が出てくる。
この歌詞を紡いでいると、美しく、怖い。
気付いてない隣の世界で何かが起きているような
大切な物をたくさん見ることもせず死んでいくような、
落ち着かない気分になる。

2.Freedom
昨年末の晴れ豆ライブにて聴いたとき、
次の新曲ってこんな感じかぁと。
なんか違うなという気がしていたのだけれど
CDとなって聞いてみるとそうでもなく。
最初から胸の内にストンと落ちてきたような不思議な感じ。
そういえば、Still I'm Fineも最初そうだったなー。
後から、すごく好きになった。これもそんな感じに近い。
父目線の歌。
ひとりでに~のところはつい叱られてる気になってしまう。
子供の背中に向かって歌ってあげたい歌。
大丈夫、いっておいで。
そんな歌。

3.夕焼け
ひどい男の歌。ひどいよね。
そばにいても遠くを見られてしまってる
さびしい人目線で聞いてしまうので、
そう思います。
でも出掛けに聞くとつい口ずさんでしまう。
そして悲しくなるのだ。
曲のラインが好き。

4.旅の途中
はじまりが好き。ふっと、音の途切れた瞬間に続く歌。
清浦夏実ちゃんの歌声よりやわらかい吉良さんの歌声。
異国情緒より、郷愁。
三日月の夜に旅に出たくなる。

5.一番好きな時間
ライブの後の飲み? 
ビールに口をつける前の、
もしくはひと口飲んで笑いあう時の。
愛おしい時間がぎゅっとなったような、
そんな感じの歌。
仕事中にこの歌を口ずさんでいると、ちょっと向上します。
ささいなことで、下を向いてしまわないで、
挫けても、まだ大丈夫って、顔を上げられる気になる。

6.Pulse
たまらないですね。
ザバのインストは。
これは特に、こう、戦闘意欲が増してくる、
前のめりになる感じ。
姿勢悪く頭をさげて、カウントを取りつつ、
目を瞑って聞き入ると、終わりとともに吐息して脱力です。
気持ちいいです。

7.はじめてうたったうた
これも気持ちいい歌ですね。
小峰さんの声の解放が。
心ごと身体ごと揺さぶられる曲。
吉良さんの後ろにひびく呪文のような声がまたいい。

8.雨の痕
小作品のような、きれいで手触りのいい土のよう。
緑を含んだ、土に降る春の雨かなぁ。

9.平行世界
かっこいー。行くぞ行くぞ。
かかってこいって感じだ。
や。もう、かっこいいの一言なのだ。
歌詞にちょっとびっくり。
キスとか、今までに無い歌詞。
でも、ザバダックなロックな曲。
どきどきする。

10.ラジオ・ステーション
ザバダックの名前に廻り合う前はこんなふうに思っていたかな。
聞きたい歌。歌いたい歌がある幸せ。
スローで、透明で。月ではなく、星でもなく。
宇宙に独り浮いて発信しているような気がする。

11.クロアゲハ
好きー。蝶は苦手ですが。
あのひらひら飛ぶ様を音にするとこんな感じなんでしょうか。
燐粉をまき散らして、花から花へ。
季節を飛び、時を飛び。
時空の隙間を飛んで。
それこそ、音に乗って、平行世界へ旅していくようです。
私の場合、また一曲目に戻るんですけど。
人にはない翼を羽ばたかせて飛んでみたいです。

改めてみたところでまとまりのない感想ですが。
ま。人それぞれ、感じたままのモノなので。
しばらくはCDを替えられないまま聞き続けます。
ようやく音が沁みてきた感じ。

平行世界/ZABADAK
2009年2月15日発売 HARV-0013  3,000円(税込)

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