「とにかく現地で考えよう」ということで、9時30分に京大農場の会議室に集合しました。前回の振り返りをした後、宮崎文化財課長より、安満遺跡の価値についてお話がありました。桧尾川の扇状地の末端部分で京大農場の中にも高低差があり桧尾川の氾濫により地形が変わってきた。その所に、弥生人が住み着いたとのことです。今の京大農場の事務室あたりが少し高くなっていてそこに集落があったとのことです。写真は中心部から西を向いて撮ったところです。22.4HRの広さのうち5.6HRです。今日は、ワークショップのメンバーで、現場を見て歩きました。刈り取られて土が見えている田んぼや、果樹園を見学しました。弥生時代の遺跡の保存、と災害の拠点、癒しの空間、子育ての場、景観の保護、高槻のシンボル、といっぱいの課題を与えられているのですが、「今のままでええやん」という意見まであって、ここを開発するには勇気のいる作業だと思いました。まさにこの広々とした空間自体に保護する価値があると思います。一気にブルトーザーを入れて、開発するにはもったいないと思いました。できれば、農業をしながら、憩いの広場としての空間をぜいたくにとっていくのがいいと思います。サッカーや、野球をできるスペースも大切です。防災拠点という意味では、どちらかというと低湿地に近いので、大型の重機を入れるとか、10トン車を入れる場面があると想定するなら、地盤の改良にかなりお金がかかりそうです。桧尾川から水を引いて小川を作るというのも出ましたが、桧尾川事態がそんなに大きな川ではないので、流量が安定しないと思います。
この写真は、京大農場の中心からJR高槻方面を撮ったものです。水の張られた田んぼの向こうに高槻市の中心部があります。高槻は大都会です。
この写真は、京大農場の中心からJR高槻方面を撮ったものです。水の張られた田んぼの向こうに高槻市の中心部があります。高槻は大都会です。