気ままに

大船での気ままな生活日誌

早春の上弦の月

2019-02-13 22:14:15 | Weblog

こんばんわ。

早春の上弦の月。さて、どこで見ようか、と出掛けた先は?

山茱萸の蕾と上弦の月

ここです。黄印が上弦の月の位置。

寒桜と上弦の月

ここです。

都内の某公園です。答えは明朝に。もったいぶりますが。

早春の上弦の月をここで見られて幸せ。上機嫌な一日でした。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

原宿駅前のこぶしの蕾が膨らんできました。いつも、ここが春一番!

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そごう美術館で再興第103回院展

2019-02-13 10:17:35 | Weblog

おはようございます。

毎年、9月に上野の東京都美術館で開催される院展は必ず、見にいっている。昨秋は再興第103回だった。その院展は地方回りをして、現在、横浜のそごう美術館に来ている。会場の関係で、すべての入選作品がくるのではなく、同人作品34点、受賞作品のすべてのほか、神奈川県出身、在住の画家の作品など、合わせて86点が展示されている。上野では全会場を回ると疲れてしまうが、ここでは、ゆっくりとみられる。このくらいの規模がいいですね。

ここでは、上野開催のときのブログで紹介していない作品を載せようと思う。院展の同人の作品は画家自身のコメントも書かれていて、面白いのでそれも併せて紹介しよう。

下田義寛(大輪の音)

8月、山中湖の花火大会に招待されて、東京から車で向った。夕闇とはいえ倒映した富士の姿はまだくっきり見おろせる峠のあたりから車は滞りがちになる。突然 ドドッ、ドドッ、ドドーンと宴は始まったようである。 まだ、明るさの残った空、富士、湖そして爽快な音とともに空中ではじけ散る花火に私は一気に異次元の世界浮遊しているようでした。偶然止った見おろせる場所が特等席で、心底忘れられないひとときでした。 予定の席ではもちろん、花の色彩と大小の音とがタイミングよく繰り出され堪能しました。 小さな画面に一夜の饗宴の一端でも表現したいと大輪の花びらを富士の頂きに配し、この花火に携わった人々の心意気を感じながら筆をとった。

梅原幸雄(舞支度)

西馬音内(にしもない)の盆踊り。秋田県羽後町、8月16日、17日、18日。 空蝉と黄泉の間の舞い。

宮廻正明(行雲流水)

天に向けた建立が始まる。幾度となく自然によって跳ね返され、その度毎に神への信仰は高まり上へ上へと伸びていく。山々の谷間に仕込まれた自然の雲製造機により打ち出された吐息は、高きを求めた出雲の神様を50mの雲の上に押し上げていく。
仮説も雲のように天へと湧き出し、出雲を鉄の文化圏に仕立てていく。出雲の砂鉄で作り出された和鉄で柱を繋ぎ合わせ、朱と見間違うほどの真っ赤な弁柄で柱を覆いつくす。 過去を想像する事は、未来を思い起こす事以上に楽しい 。 


清水由朗 鼓動

満月の出る昔の東京湾を想像して描きました。子どもの頃、地平からの月の出を見たことがあり、大気の層の影響で赤くいびつな形に驚きましたが中天に昇るころには銀色に輝いていました。また街灯のない暗闇では月が照らし出す風景は緑色に輝いていた印象が強く残っております 。


前原満夫 天蚕の杜

山繭は、青く美しい絹糸を生み出します。 群馬県の養蚕農家を何回か訪ね、そこで山繭の幼虫と檪の葉をいただき、アトリエの水さしに生けたところ・・・2日目の朝、美しい繭を作っていました。とても崇高なものを見ることができ、心が洗われる思いがしました。



松村公嗣 (芥子花 )

猛毒ゆえにあまり人目に触れぬその姿は、怪しげに人を魅了します。一度根を下ろすと切ってもすぐに芽を出す生命力があります。夥(おびただ)しい数の花が群れ、天使なのか悪魔なのかわからぬ顔で揺れていました。


番場三雄 山古志

山古志は新潟県長岡市の山間地、旧古志郡山古志村にて毎年5月初旬より秋季の期間にて牛の角突きの開催される地域です。
1tを越える牛が大切に育てられ春を待ちます。
越後三山の山懐に抱かれ橅林に囲まれた会場には多くの人々とたくさんの牛が集まります。
角の大きさ、牛の色、体型にそれぞれ特徴がありシルエットの美しさ、力強さが伝わってきます。20年程前より取材を続け山古志の人々が家族同様に育てた牛の持つ美しさが表現できたならと制作いたしました。


那波多目功一(連山の朝) 

すがすがしい山並み、澄んだ空気、静寂の中、陽が昇る一瞬の光景は非常に感動的でした。

伊藤 髟耳(はるか金華山) 

何枚も写生をして来たのにこのような表現では人々に理解してもらえそうもないと思っています。 大下図はアクリルえのぐを中心に描き、本画は岩えのぐで描いてみると、まったく違った画面になり戸惑もありました。これはこれで良いのかもしれないとも思っています。 筆巾8ミリぐらいの筆で同じ色を15回ぐらいを目安に塗っています。 何もないようでいて、そこに私のすべてが込められているような気がします。

そごう美術館を見たあと、西口の横浜高島屋の画廊をのぞいてきた。すると、院展の常連でぼくも好きな伊藤みさとの個展が開かれていた。北海道の風景を描いたという絵がよくて、うっとり見ていたら、画廊の人が寄ってきて、この方は伊藤耳の妹さんです、と教えてくれた。伊藤はぼくの好きな画家の一人で、毎年、八幡さまのぼんぼりも楽しませてもらっている。

伊藤みさと展(横浜高島屋)

今回の院展の作品。丘の上のビィラ(伊藤みさと)

では、みなさん、今日も一日、お元気で!

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