気ままに

大船での気ままな生活日誌

花さんぽ 秋の七草 

2007-09-03 10:08:06 | Weblog
9月始めの大船フラワーセンターの「花さんぽ」は、園長さんのこんな話から始まりました。この夏は大変でした、この暑さで弱りかけている植物をみつけては、灌水をこまめにやったり、いつもの夏の倍ぐらい手間がかかりました。その分、秋の草花の剪定などの作業が遅れ気味です。

秋の始まりとゆう時期ですので、「花さんぽ」の話題の中心は”秋の七草”でした。春の七草は、”七草がゆ”の習慣が現在でものこっているように、生活習慣に基づき、七つの植物が選ばれていますが、秋の七草は、そうではありません。

万葉集で山上憶良が詠んだ、秋の風情を感じさせるとした次ぎの七種の草花が選ばれています。”秋の野に咲きたる花を 指折りかき数ふれば七種(くさ)の花 萩が花、尾花、葛花、なでしこの花、女郎花また藤袴、朝貌(あさがお)の花”これらのうち、”朝顔”は現在の朝顔ではなく、ききょうとゆうのが通説のようです。

はじめに、今日のために特別に用意されたとゆう、淡紫の花をつけ始めた藤袴の鉢植えをみせてもらいました。最近、みなくなりましたね。

萩も、一株だけ咲き始めがありました。ここには江戸絞り、宮城野など8品種の萩があるそうです。花盛りになる、2週間後が楽しみです。”宮城野”の前で園長さんが、枝垂れている枝も指さしながら、この柔らかな線が日本人に好まれるんですよねと話しておられました。花もしぶく、華やかではありませんし、欧米の人は振り向きもしないそうです。日本人の感性にあった花なんですね。因みに、万葉集で詠われている花のトップが萩だそうです(萩:141首、梅:119首)。

尾花はすすきの古名です。穂が獣の尾に似ているからそう呼ばれました。まだ、さすがに早いですね。その代わり、アルゼンチンの「すすき」は見頃でした。パンパスグラス(草原の草の意味)のことです。真っ白のと、うす茶色のふさふさした穂がとても見事です。去年の今頃に、箱根仙石原では、もうすすき野原でした。

花さんぽのおわりに、女郎花が待っていてくれました。おおトリに相応しい、見事な花を咲かせていました。ボクはこの花が何ともいえず好きです。名前が好きなのかもしれません(汗)。このさんぽの始めの方で、白い花を咲かせていた男郎花(おとこえし)もみました。ここに並べて植えてあげればいいのにと思いました。やっぱりお堅い職場(ここは県立)なので、男女同部屋とゆうわけにはいかないのでしょうね。その代わり、すぐ隣りに、花魁草(おいらんそう;くさきょうちくとう)が白花の華やかな花姿をみせていました。この花も好きになりそうでありんす(大汗)。

ききょう、なでしこも咲いていました。でもこの花は大部前から咲いていますので、秋の花とゆう感じがしません。二番花、三番花と、四季咲きみたいなものですね。

秋の七草以外にも、おじぎそう、きょうちくとう、ふよう、たいわんつばき、さるすべり等の花々、とうがらしの、色とりどりの実も楽しむことができました。初秋のフラワーセンターは見所満載でした。今度は萩の花のさかりの頃に訪れたいと思います。

・・・
おわりに、マイ秋の七草を挙げておきますね。

女郎花 萩 すすき 秋桜 秋明菊 野菊 秋海棠 次点:花魁草



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