気ままに

大船での気ままな生活日誌

高知余話

2006-08-17 11:07:30 | Weblog
今回の四国の二大夏祭りは、A社の2泊3日のツアーで行きました。他社のに比べて、ちょっと高めの値段ですが、「いいの、その分、お食事の内容がいいから」という、うちの奥さんの大きな声に、いつも屈服して、国内旅行は、たいていA社のになってしまいます。ただ、今回は、目的がお祭り見物ですから、どうしても祭りの日程(時間)が優先されます。高知では、まだお腹がすいていない4時頃から、食べなければなりませんでした。高知名物の鰹のたたきや皿鉢料理が用意されていました。土佐に来て、このお料理をみたら、飲まないわけにはいかないと、地酒を頼みました。名酒、司牡丹がきました。高知の友人がよく贈ってくれたお酒です。お腹のすいているときに、食べたかったですが、おいしかったです。翌日の徳島のときも、いいお料理が出たのですが、こちらは30分で食べなさいと、厳命されて、お料理に申し訳なかったですが、お酒も頼めませんでした。奥さんは文句も言わず、夢中で残さず、食べていました。グルメ好きなのです。

昨年4月、定年を迎えたときに、まだ足を踏み入れいない府県は2県のみでした。青森とこの高知でした。青森は昨年の夏、東北二大祭り(秋田の竿灯と青森のねぶた)で初めてイダイな足跡を残しました。ですから、高知が最後の砦になっていたのです。これもお祭りで、達成ということになります。

実は、寅さんも私と同じく、高知が最後の砦だったのです。高知から室戸岬に向かう途中に高知の小京都と呼ばれる安芸という町があります。その辺りで、ガイドさんが説明してくれたのです。山田洋治監督の寅さんシリーズは、私も大好きで、盆と正月には必ず、みに行ったものです。撮影場所は全国各県に渡り、最後に残ったのが高知県でした。そして、次回は安芸ということに決まっていたようです。ところが、寅さんがお亡くなりになり、寅さんシリーズは終了し、実現できなかったのだそうです。そこで、市民の方々が、寅さんの冥福を祈り、この地に寅さん地蔵をつくりました。大変な人気で、この道はお遍路道にもなっていますので、お遍路さん方も必ずお参りして行くそうです。

私の住むマンションの近くに、大船撮影所がありました。今は鎌倉女子大の敷地になっていますが、その一角に寅さんのモザイク画の大きな看板(写真)が、ひばりさんの絵と並んで記念として残されています。まさに大船の看板スターだったのです。私の好きな寅さんと、高知と大船という共通点をみつけ、嬉しくなりました。

(つづく)

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