気ままに

大船での気ままな生活日誌

よさこい祭りと阿波踊り(1)

2006-08-15 18:13:19 | Weblog
念願の四国の二大夏祭り、阿波踊りとよさこい祭りに行ってきました。前者は約100年の、後者は約50年の歴史をもつ、伝統的なお祭りです。阿波踊りは、以前杉並に住んでいた頃に、近くの高円寺阿波踊りによく見物に行きましたので、だいたい、どういうものかは、分かっていましたが、よさこい祭りとは、どんな祭りなのか皆目分からず、なにが出てくるか、本当に楽しみでした。驚きました。大変なお祭りです。まず、音楽が凄いです。大音響で、鼓膜がつぶれるかと思うような、ハイテンションのロックやワールドミュージックがドドドーンと迫ってきます。そしてメロデーは、自由自在、融通無碍、勝手気まま流です。一部によさこい節の一節が入っていれば、あとは何を融合してもOKです。たいてい、「坊さん、かんざし買うをみた、よさこい、よさこい」の一節を入れています。極端な話、前半に、八代亜紀の舟歌(お酒はぬるめの燗がいい、つまみはあぶったイカでいい、女は無口な人がいい、ーー)をもってきて、途中から、突然、坊さんかんざしーーときてもいいのです。最終日は、全国大会でしたので、東京のチームは東京音頭よさこい、北海道のチームはソーランよさこい、などなど、もういろいろ、でした。

踊りも自由気ままです。でも、音楽がこうですから、静かな、日本舞踊的なものは皆無です。ほとんど、飛んだり、はねたり、転んだり、ミュージカルのダンスのようなものです。でも、皆さん上手です。最終日に出られるのは、全国選抜チームと地元はグランプリ等各種受賞チームだけですから、レベルが高いのでしょう。きっと、ダンサーの皆さんは、コーラスラインみたいに厳しいオーデションをくぐり抜
けてきたのではと、思いました。また衣装が、それぞれのチームで趣向をこらし、見ているだけで、楽しめます。衣装のコンテストもしているようで、南国土佐をあとにしてのペギー葉山さんが審査委員長のようでした。

無原則ばかりではありません。鳴子というカスタネットみたいな、乾いた音を出す小楽器は、必ず使わなければなりません。パチパチ、シャンと調子をとるのです。でも大音響にかき消されて、私の耳にはあまり、届きませんでした。

2時間あまりの、お祭り行進、とても楽しめました。神奈川も3チーム参加していました。県外チームでは、東京の町田のチームが優勝したようです。地元チームは十人十彩(といろ)がグランプリで、女優の広末涼子さんが毎年参加するという、帯屋町チームも好成績だったようです。バスのガイドさんが、涼子さんの妹さんは、すごくきれいですよ、と余計なことまで教えてくれました。

お祭りも終わりに近づき、ふと、後ろを振り返ると、この座席の観客のほとんどは、私を含めて、いい年の人ばかりでした。よさこい祭りは若い人向きにみられそうですが、そんなことはありません。我々だって、十分楽しめます。若い時に、エレキやロックも、楽しんだ世代ですからね。
コメント
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