ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

歴史編(25)永遠の別れか姉弟

2009年10月27日 | 歴史編
■平成21年10月27日■
万葉集に詠われた歌を 歴史の流れに沿って 採り上げ 「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★雲行きは 天武身罷り 定まらず 大津・草壁 衝突するか
わが背子せこを 大和へるとさ夜更けて あかときつゆに わが立ち濡れし
《お前だけ  大和帰して 夜明けまで 夜露に濡れて 立ち尽くしてた》
                         ―大伯皇女―〔巻二・一〇五〕 

★身に迫る 危険知らずか 大津皇子おおつみこ 馬を飛ばして 都へ戻る
二人行けど  行き過ぎ難き 秋山を いかにか君が 独り越ゆらむ
《二人でも  行きにくい山 どないして お前 一人で 越えて行くんか》
                         ―大伯皇女―〔巻二・一〇六〕 






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