■平成22年2月25日■
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
――――――――――――――――――――――――――――――――
★幼いが 可愛らしなあと 坂上大嬢を 思た初恋 月見て気付く
振り放けて 三日月見れば 一目見し 人の眉引き 思ほゆるかも
《振り仰ぎ 三日月見たら 一目見た おまえの眉を 思い出したで》
―大伴家持―(巻六・九九四)
★但馬皇女 穂積に惚れて 高市皇子 監視くぐって 恋へと走る
秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 君に寄りなな 言痛くありとも
《なにやかや うるそう言われ 辛いけど あんたに寄りたい 稲穂みたいに》
―但馬皇女―(巻二・一一四)>
★但馬皇女の 悲報を聞いて 穂積皇子 避けたあの日を 今更思う
今朝の朝明 雁が音聞きつ 春日山 もみちにけらし 我が心痛し
《雁の声 明け方聞いた 春日山 黄葉したんや 胸締めつける》
―穂積皇子―(巻八・一五一三)
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
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★幼いが 可愛らしなあと 坂上大嬢を 思た初恋 月見て気付く
振り放けて 三日月見れば 一目見し 人の眉引き 思ほゆるかも
《振り仰ぎ 三日月見たら 一目見た おまえの眉を 思い出したで》
―大伴家持―(巻六・九九四)
★但馬皇女 穂積に惚れて 高市皇子 監視くぐって 恋へと走る
秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 君に寄りなな 言痛くありとも
《なにやかや うるそう言われ 辛いけど あんたに寄りたい 稲穂みたいに》
―但馬皇女―(巻二・一一四)>
★但馬皇女の 悲報を聞いて 穂積皇子 避けたあの日を 今更思う
今朝の朝明 雁が音聞きつ 春日山 もみちにけらし 我が心痛し
《雁の声 明け方聞いた 春日山 黄葉したんや 胸締めつける》
―穂積皇子―(巻八・一五一三)