ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

歴史編(19)流れ流されここまでも

2009年10月08日 | 歴史編
■平成21年10月8日■
万葉集に詠われた歌を 歴史の流れに沿って 採り上げ 「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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とが受けて 麻続王おみのおおきみ 流される 因幡・板来や 伊良虞いらごの島へ

打つを 麻続王をみのおほきみ 海人あまなれや 伊良虞いらごの島の 玉藻たまもります
粗末衣ぼろ着てる 麻続王おみのおおきみ 漁師あまやろか 伊良湖の岸で ってはる》
麻続 王をみのおほきみを見た人―〔巻一・二三〕

うつせみの 命を惜しみ 浪にぬれ 伊良虞いらごの島の 玉藻刈り
仕様しょうなしに 伊良湖の島で 波に濡れ 藻ぉうんは 死にとないから》
麻続 王をみのおほきみ―〔巻一・二四〕




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