■平成21年10月23日■
万葉集に詠われた歌を 歴史の流れに沿って 採り上げ 「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
★壬申を 制し王権 確立した君
ついに逝くかと 持統の嘆き
やすみしし わが大君の
夕されば 見し給ふらし
明けくれば 問ひ給ふらし
神岳の 山の黄葉を
今日もかも 問ひ給はまし
明日もかも 見し給はまし
その山を ふりさけ見つつ
夕されば あやに悲しみ
明けくれば うらさび暮し
荒栲の 衣の袖は 乾る時もなし
《朝夕に 神岡もみじ 見たい言う
今日のはどやろ 明日はどや
聞いてたあんた もう居らん
今日も聞いてや 明日も見て
その山見る度 悲しいて
思い出す度 寂しゅうて
涙流れて 止まらへん》
―持統天皇―〔巻二・一五九〕
【見し給はまし】へ
万葉集に詠われた歌を 歴史の流れに沿って 採り上げ 「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
★壬申を 制し王権 確立した君
ついに逝くかと 持統の嘆き
やすみしし わが大君の
夕されば 見し給ふらし
明けくれば 問ひ給ふらし
神岳の 山の黄葉を
今日もかも 問ひ給はまし
明日もかも 見し給はまし
その山を ふりさけ見つつ
夕されば あやに悲しみ
明けくれば うらさび暮し
荒栲の 衣の袖は 乾る時もなし
《朝夕に 神岡もみじ 見たい言う
今日のはどやろ 明日はどや
聞いてたあんた もう居らん
今日も聞いてや 明日も見て
その山見る度 悲しいて
思い出す度 寂しゅうて
涙流れて 止まらへん》
―持統天皇―〔巻二・一五九〕
【見し給はまし】へ