NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【二月一日】放映分
みもろは 人の守る山 本辺は 馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし山ぞ 泣く子守る山
《三諸山 皆大切と 守る山 麓一面 馬酔木咲き 峰一面に 椿咲く 麗し山や この山は 泣く児あやす様 皆して守る》
―作者未詳―(巻十三・三二二二)
【万葉歌みじかものがたり】《春さり来れば》
巻十三に 集めしは
主に大和の 長歌群
中身雑歌に 相聞歌
問答 挽歌に 比喩の歌
歌の順序は 種類ごと
並べられてる 国別に
雑歌詠うは 山や川 国や湖 海景色
誉めて崇めて 加護祈る 国の栄えは 永久に
地霊このわし 守れよと 旅行く空の 無事祈る
配流れ旅は なお辛い 戻り出来るや 地の神よ
先ずの登場 春秋誉めで
春は鶯 花咲き誇る
冬こもり 春さり来れば 朝には 白露置き 夕には 霞棚引く 風の吹く 木末が下に 鴬鳴くも
《春来たら 朝に白露 草に置き 夕べ霞が 棚引よ 春風吹いて 梢下 鶯頻り 鳴いとおる》
―作者未詳―(巻十三・三二二一)
みもろは 人の守る山 本辺は 馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし山ぞ 泣く子守る山
《三諸山 皆大切と 守る山 麓一面 馬酔木咲き 峰一面に 椿咲く 麗し山や この山は 泣く児あやす様 皆して守る》
―作者未詳―(巻十三・三二二二)
秋は黄葉が 山飾り立て
插頭しに為とて 手折りて帰る
かむとけの 日香る空の 九月の 時雨の降れば 雁がねも いまだ来鳴かぬ
《稲妻の 鳴る空雲が 立ち籠めて 九月の時雨 降る時分 雁はまだ来て 鳴かんけど》
神奈備の 清き御田屋の 垣つ田の 池の堤の 百足らず 斎槻の枝に 瑞枝さす 秋の黄葉
《神奈備山の 田ぁ守る 小屋の周りの 池堤 そこに生えてる 槻の木の 伸びた枝々 色づいた》
まき持てる 小鈴もゆらに 手弱女に 我れはあれども 引き攀ぢて 峯もとををに ふさ手折り 我は持ちて行く 君がかざしに
《手にした小鈴 揺り鳴らし か弱い腕を 差し伸ばし 枝を引き寄せ 仰山の 黄葉折り取り 持ち帰る あの人飾る 插頭しに為とて》
―作者未詳―(巻十三・三二二三)
(百足らず=百に足らない→五十<い>)
ひとりのみ 見れば恋しみ 神奈備の 山の黄葉 手折り来つ君
《なぁあんた 神奈備黄葉 独り見て 見せとなったで 手折って来たで》
―作者未詳―(巻十三・三二二四)
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【二月一日】放映分
みもろは 人の守る山 本辺は 馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし山ぞ 泣く子守る山
《三諸山 皆大切と 守る山 麓一面 馬酔木咲き 峰一面に 椿咲く 麗し山や この山は 泣く児あやす様 皆して守る》
―作者未詳―(巻十三・三二二二)
【万葉歌みじかものがたり】《春さり来れば》
巻十三に 集めしは
主に大和の 長歌群
中身雑歌に 相聞歌
問答 挽歌に 比喩の歌
歌の順序は 種類ごと
並べられてる 国別に
雑歌詠うは 山や川 国や湖 海景色
誉めて崇めて 加護祈る 国の栄えは 永久に
地霊このわし 守れよと 旅行く空の 無事祈る
配流れ旅は なお辛い 戻り出来るや 地の神よ
先ずの登場 春秋誉めで
春は鶯 花咲き誇る
冬こもり 春さり来れば 朝には 白露置き 夕には 霞棚引く 風の吹く 木末が下に 鴬鳴くも
《春来たら 朝に白露 草に置き 夕べ霞が 棚引よ 春風吹いて 梢下 鶯頻り 鳴いとおる》
―作者未詳―(巻十三・三二二一)
みもろは 人の守る山 本辺は 馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし山ぞ 泣く子守る山
《三諸山 皆大切と 守る山 麓一面 馬酔木咲き 峰一面に 椿咲く 麗し山や この山は 泣く児あやす様 皆して守る》
―作者未詳―(巻十三・三二二二)
秋は黄葉が 山飾り立て
插頭しに為とて 手折りて帰る
かむとけの 日香る空の 九月の 時雨の降れば 雁がねも いまだ来鳴かぬ
《稲妻の 鳴る空雲が 立ち籠めて 九月の時雨 降る時分 雁はまだ来て 鳴かんけど》
神奈備の 清き御田屋の 垣つ田の 池の堤の 百足らず 斎槻の枝に 瑞枝さす 秋の黄葉
《神奈備山の 田ぁ守る 小屋の周りの 池堤 そこに生えてる 槻の木の 伸びた枝々 色づいた》
まき持てる 小鈴もゆらに 手弱女に 我れはあれども 引き攀ぢて 峯もとををに ふさ手折り 我は持ちて行く 君がかざしに
《手にした小鈴 揺り鳴らし か弱い腕を 差し伸ばし 枝を引き寄せ 仰山の 黄葉折り取り 持ち帰る あの人飾る 插頭しに為とて》
―作者未詳―(巻十三・三二二三)
(百足らず=百に足らない→五十<い>)
ひとりのみ 見れば恋しみ 神奈備の 山の黄葉 手折り来つ君
《なぁあんた 神奈備黄葉 独り見て 見せとなったで 手折って来たで》
―作者未詳―(巻十三・三二二四)
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【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
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