NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十月二十一日】放映分
蓮葉は かくこそあるもの 意吉麻呂が 家なるものは 芋の葉にあらし
《蓮の葉は まあこんなにも 良えもんか 家に居るんは さしずめ芋葉や》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二六)
【万葉歌みじかものがたり】《塔にな寄りそ》
次々に出される 歌題
間髪入れずの 意吉麻呂歌作り
(次は 行縢 青菜 食薦 梁 じゃ)
食薦敷き 青菜煮て来む 梁に 行縢懸けて 休むこの君
《食薦敷き 青菜煮るんで 梁上に 行縢懸けて お待ちのほどを》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二五)
(さあさ お次は 膳上の蓮葉と行こう)
蓮葉は かくこそあるもの 意吉麻呂が 家なるものは 芋の葉にあらし
《蓮の葉は まあこんなにも 良えもんか 家に居るんは さしずめ芋葉や》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二六)
(さすが意吉麻呂
では 先ほどまで遊びし賽の目はどうじゃ)
一二の目 のみにはあらず 五六三 四さへありけり 双六の賽
《双六の 賽の目見たら 一二外 五六もあって 三四もあるで》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二七)
意吉麻呂歌は 果てるを知らず
矢継ぎ歌題 発止と返す
(香 塔 厠 屎 奴)
香塗れる 塔にな寄りそ 川隈の 屎鮒食める いたき女奴
《香塗りの 塔近づくな 便所傍 屎喰う鮒を 喰た女奴め》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二八)
(酢 醤 蒜 鯛 水葱)
醤酢に 蒜搗き合てて 鯛願ふ 我れにな見えそ 水葱の羹
《醤に酢 搗き蒜掛けた 鯛欲しに 見とうもないで 水葱吸物なんか》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二九)
(玉掃 鎌 室 棗)
玉掃 刈り来鎌麻呂 むろの木と 棗が本と かき掃かむため
《鎌麻呂よ 玉掃苅り来い 室の木と 棗の根本 掃除するんや》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八三〇)
(白鷺が木を咥えてる絵を見て)
池神の 力士舞かも 白鷺の 桙啄ひ持ちて 飛び渡るらむ
《池神寺の 力士舞やで 白鷺が 桙口咥え 飛んでん見たら》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八三一)
(力士舞=呉の美女を襲う悪党崑崙を力士が征伐し
その象徴を振り回し口に咥えて舞う技楽)
―――――――――――――――
【即興歌作りの巧者・右兵衛任じの某】
(とある酒宴 盛付け容器の蓮葉に掛けて)
ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉に 溜まれる水の 玉に似たる見む
《空からの 雨降らんかな 蓮の葉に 結ぶ水玉 真珠やと見たい》
―作者未詳―(巻十六・三八三七)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十月二十一日】放映分
蓮葉は かくこそあるもの 意吉麻呂が 家なるものは 芋の葉にあらし
《蓮の葉は まあこんなにも 良えもんか 家に居るんは さしずめ芋葉や》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二六)
【万葉歌みじかものがたり】《塔にな寄りそ》
次々に出される 歌題
間髪入れずの 意吉麻呂歌作り
(次は 行縢 青菜 食薦 梁 じゃ)
食薦敷き 青菜煮て来む 梁に 行縢懸けて 休むこの君
《食薦敷き 青菜煮るんで 梁上に 行縢懸けて お待ちのほどを》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二五)
(さあさ お次は 膳上の蓮葉と行こう)
蓮葉は かくこそあるもの 意吉麻呂が 家なるものは 芋の葉にあらし
《蓮の葉は まあこんなにも 良えもんか 家に居るんは さしずめ芋葉や》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二六)
(さすが意吉麻呂
では 先ほどまで遊びし賽の目はどうじゃ)
一二の目 のみにはあらず 五六三 四さへありけり 双六の賽
《双六の 賽の目見たら 一二外 五六もあって 三四もあるで》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二七)
意吉麻呂歌は 果てるを知らず
矢継ぎ歌題 発止と返す
(香 塔 厠 屎 奴)
香塗れる 塔にな寄りそ 川隈の 屎鮒食める いたき女奴
《香塗りの 塔近づくな 便所傍 屎喰う鮒を 喰た女奴め》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二八)
(酢 醤 蒜 鯛 水葱)
醤酢に 蒜搗き合てて 鯛願ふ 我れにな見えそ 水葱の羹
《醤に酢 搗き蒜掛けた 鯛欲しに 見とうもないで 水葱吸物なんか》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八二九)
(玉掃 鎌 室 棗)
玉掃 刈り来鎌麻呂 むろの木と 棗が本と かき掃かむため
《鎌麻呂よ 玉掃苅り来い 室の木と 棗の根本 掃除するんや》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八三〇)
(白鷺が木を咥えてる絵を見て)
池神の 力士舞かも 白鷺の 桙啄ひ持ちて 飛び渡るらむ
《池神寺の 力士舞やで 白鷺が 桙口咥え 飛んでん見たら》
―長意吉麻呂―(巻十六・三八三一)
(力士舞=呉の美女を襲う悪党崑崙を力士が征伐し
その象徴を振り回し口に咥えて舞う技楽)
―――――――――――――――
【即興歌作りの巧者・右兵衛任じの某】
(とある酒宴 盛付け容器の蓮葉に掛けて)
ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉に 溜まれる水の 玉に似たる見む
《空からの 雨降らんかな 蓮の葉に 結ぶ水玉 真珠やと見たい》
―作者未詳―(巻十六・三八三七)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます