NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【九月十五日】放映分
面形の 忘れむ時は 大野ろに たなびく雲を 見つつ偲はむ
《顔つきを 忘れかけたら 野の原に 靡く雲見て あんた偲ぶわ》
―東 歌―(巻十四・三五二〇)
【万葉歌みじかものがたり】《今の墾り道》
旅ともなれば 死も覚悟
情が濃くなる 二人仲
旅に出るのも 男の勤め
辿る山坂 苦労は絶えず
病 盗賊 いつ何時ぞ
夫婦なりゃこそ 案じる心
信濃道は 今の墾道 刈株に 足踏ましなむ 沓履け我が背
《信濃道 新し道や 切り株で 足痛めなや 沓履きあんた》
―東 歌―(巻十四・三三九九)
汝背の子や 等里の岡道し 中だ折れ 我を哭し泣くよ 息衝くまでに
《あんた行く 等里道曲がり 影隠れ うち胸詰まり 泣きに泣いたで》
―東 歌―(巻十四・三四五八)
会津嶺の 国をさ遠み 逢はなはば 偲ひにせもと 紐結ばさね
《会津嶺の 国離れたら 逢われへん 偲ぶ縁に 紐結んでや》
―東 歌―(巻十四・三四二六)
馬来田の 嶺ろの小竹葉の 露霜の 濡れて別来なば 汝は恋ふばぞも
《馬来田峰 山の笹葉の 露に濡れ 行ったらお前 寂しいやろな》
―東 歌―(巻十四・三三八二)
妹が門 いや遠そきぬ 筑波山 隠れぬ程に 袖ば振りてな
《あの児ん家 遠なってくで 筑波山 隠れんうちに 袖振っとかな》
―東 歌―(巻十四・三三八九)
馬来田の 嶺ろに隠り居 かくだにも 国の遠かば 汝が目欲りせむ
《馬来田峰 陰隠れたで わしの里 遠に来て仕舞た あぁ顔見たい》
―東 歌―(巻十四・三三八三)
恋ひつつも 居らむとすれど 木綿間山 隠れし君を 思ひかねつも
《焦がれるが 辛抱我慢と 思うけど 山が隠した あんた恋しで》
―東 歌―(巻十四・三四七五)
面形の 忘れむ時は 大野ろに たなびく雲を 見つつ偲はむ
《顔つきを 忘れかけたら 野の原に 靡く雲見て あんた偲ぶわ》
―東 歌―(巻十四・三五二〇)
み空行く 雲にもがもな 今日行きて 妹に言問ひ 明日帰り来む
《空を行く 雲なりたいな 今日行って お前と話し 明日帰るに》
―東 歌―(巻十四・三五一〇)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
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《顔つきを 忘れかけたら 野の原に 靡く雲見て あんた偲ぶわ》
―東 歌―(巻十四・三五二〇)
【万葉歌みじかものがたり】《今の墾り道》
旅ともなれば 死も覚悟
情が濃くなる 二人仲
旅に出るのも 男の勤め
辿る山坂 苦労は絶えず
病 盗賊 いつ何時ぞ
夫婦なりゃこそ 案じる心
信濃道は 今の墾道 刈株に 足踏ましなむ 沓履け我が背
《信濃道 新し道や 切り株で 足痛めなや 沓履きあんた》
―東 歌―(巻十四・三三九九)
汝背の子や 等里の岡道し 中だ折れ 我を哭し泣くよ 息衝くまでに
《あんた行く 等里道曲がり 影隠れ うち胸詰まり 泣きに泣いたで》
―東 歌―(巻十四・三四五八)
会津嶺の 国をさ遠み 逢はなはば 偲ひにせもと 紐結ばさね
《会津嶺の 国離れたら 逢われへん 偲ぶ縁に 紐結んでや》
―東 歌―(巻十四・三四二六)
馬来田の 嶺ろの小竹葉の 露霜の 濡れて別来なば 汝は恋ふばぞも
《馬来田峰 山の笹葉の 露に濡れ 行ったらお前 寂しいやろな》
―東 歌―(巻十四・三三八二)
妹が門 いや遠そきぬ 筑波山 隠れぬ程に 袖ば振りてな
《あの児ん家 遠なってくで 筑波山 隠れんうちに 袖振っとかな》
―東 歌―(巻十四・三三八九)
馬来田の 嶺ろに隠り居 かくだにも 国の遠かば 汝が目欲りせむ
《馬来田峰 陰隠れたで わしの里 遠に来て仕舞た あぁ顔見たい》
―東 歌―(巻十四・三三八三)
恋ひつつも 居らむとすれど 木綿間山 隠れし君を 思ひかねつも
《焦がれるが 辛抱我慢と 思うけど 山が隠した あんた恋しで》
―東 歌―(巻十四・三四七五)
面形の 忘れむ時は 大野ろに たなびく雲を 見つつ偲はむ
《顔つきを 忘れかけたら 野の原に 靡く雲見て あんた偲ぶわ》
―東 歌―(巻十四・三五二〇)
み空行く 雲にもがもな 今日行きて 妹に言問ひ 明日帰り来む
《空を行く 雲なりたいな 今日行って お前と話し 明日帰るに》
―東 歌―(巻十四・三五一〇)
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