NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【九月十九日】放映分
年の経ば 見つつ偲へと 妹が言ひし 衣の縫目 見れば悲しも
《後々で 見て偲んでと あの児言た 衣の縫い目を 見たら泣けるで》【衣に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九六七)
【万葉歌みじかものがたり】《母し守らすも》
男滑稽 紐見て当たる
力んでみても あぶれて嘆く
怒鳴られ男 言い訳男
果てはしんみり 思慕する男
針はあれど 妹しなければ 付けめやと 我れを悩まし 絶ゆる紐の緒
《針だけで あの児居らんと 縫えんやろ 言うて悩ます この切れ紐め》【針に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九八二)
梓弓 引きて緩へぬ 大夫や 恋といふものを 忍びかねてむ
《緩まへん 心を持った 男やに 恋に捕まり 堪えられへんで》【弓に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九八七)
水を多み 上田に種蒔き 稗を多み 選らえし業ぞ 我がひとり寝る
《上の田に 種を蒔いたが 稗多て 間引く様あぶれ わし独り寝や》【田に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九九九)
(歌垣であぶれた男の歌?)
馬柵越しに 麦食む駒の 罵らゆれど 猶し恋しく 思ひかねつも
《始終に お前のお母に 怒鳴られる けど恋しいて 思い切れんで》【馬に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・三〇九六)
(馬柵~駒の=馬は始終怒鳴られる)
魂合へば 相寝るものを 小山田の 鹿猪田守るごと 母し守らすも
《気合うて 共寝られる云うに 山の田を 鹿猪見張る様に お母んが番や》【田に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・三〇〇〇)
港入りの 葦別け小舟 障り多み 今来む我れを 淀むと思ふな
《邪魔な葦 別け行く舟や 邪魔多て 今出るとこや 躊躇い違うで》【舟に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九九八)
港入りに 葦別け小舟 障り多み 君に逢はずて 年ぞ経にける
《邪魔な葦 別け行く舟や 邪魔多て あんた逢えんで 年月経った》【舟に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九九八 或る本)
年の経ば 見つつ偲へと 妹が言ひし 衣の縫目 見れば悲しも
《後々で 見て偲んでと あの児言た 衣の縫い目を 見たら泣けるで》【衣に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九六七)
(生き別れ?死に別れ?)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
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【九月十九日】放映分
年の経ば 見つつ偲へと 妹が言ひし 衣の縫目 見れば悲しも
《後々で 見て偲んでと あの児言た 衣の縫い目を 見たら泣けるで》【衣に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九六七)
【万葉歌みじかものがたり】《母し守らすも》
男滑稽 紐見て当たる
力んでみても あぶれて嘆く
怒鳴られ男 言い訳男
果てはしんみり 思慕する男
針はあれど 妹しなければ 付けめやと 我れを悩まし 絶ゆる紐の緒
《針だけで あの児居らんと 縫えんやろ 言うて悩ます この切れ紐め》【針に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九八二)
梓弓 引きて緩へぬ 大夫や 恋といふものを 忍びかねてむ
《緩まへん 心を持った 男やに 恋に捕まり 堪えられへんで》【弓に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九八七)
水を多み 上田に種蒔き 稗を多み 選らえし業ぞ 我がひとり寝る
《上の田に 種を蒔いたが 稗多て 間引く様あぶれ わし独り寝や》【田に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九九九)
(歌垣であぶれた男の歌?)
馬柵越しに 麦食む駒の 罵らゆれど 猶し恋しく 思ひかねつも
《始終に お前のお母に 怒鳴られる けど恋しいて 思い切れんで》【馬に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・三〇九六)
(馬柵~駒の=馬は始終怒鳴られる)
魂合へば 相寝るものを 小山田の 鹿猪田守るごと 母し守らすも
《気合うて 共寝られる云うに 山の田を 鹿猪見張る様に お母んが番や》【田に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・三〇〇〇)
港入りの 葦別け小舟 障り多み 今来む我れを 淀むと思ふな
《邪魔な葦 別け行く舟や 邪魔多て 今出るとこや 躊躇い違うで》【舟に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九九八)
港入りに 葦別け小舟 障り多み 君に逢はずて 年ぞ経にける
《邪魔な葦 別け行く舟や 邪魔多て あんた逢えんで 年月経った》【舟に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九九八 或る本)
年の経ば 見つつ偲へと 妹が言ひし 衣の縫目 見れば悲しも
《後々で 見て偲んでと あの児言た 衣の縫い目を 見たら泣けるで》【衣に寄せて】
―作者未詳―(巻十二・二九六七)
(生き別れ?死に別れ?)
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