NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十一月九日】放映分
振分けの 髪を短み 青草を 髪に綰くらむ 妹をしぞ思ふ
《髪の毛が 短て青草を 結わえ付け 大人振ってる あの児可愛らし》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五四〇)
【万葉歌みじかものがたり】《髪に綰くらむ》
巻十一に 納めるは 四百九十の 歌の数
人麻呂歌集を 除いても 三二九の 大歌群
ここに集めし 内容は 全て揃って 相聞歌
万葉集の 又の名を 恋歌歌集と 言う所以
旋頭歌 短歌 歌形 内容表現 いろいろに
正述心緒 問答歌 寄物陳思に 比喩の歌
万葉集に 編む形 編者意向の 歌順は
歌形式と 表現の 種類同じを 並べしが
これら全てを 解きほぐし 歌内容に 目を留めて
恋の諸相を 拠所に 並べてみたで ご覧あれ
恋の始まり 昔も今も
何のことない 一寸した弾み
男単純 見た目に惚れる
惚れてのぼせて 後何も出来ん
奥山の 木の葉隠りて 行く水の 音聞きしより 常忘らえず
《爽やかな 隠れ流れの 水音の 評判聞いて 気も漫ろやで》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二七一一)
(評判=あの児の評判)
振分けの 髪を短み 青草を 髪に綰くらむ 妹をしぞ思ふ
《髪の毛が 短て青草を 結わえ付け 大人振ってる あの児可愛らし》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五四〇)
あしひきの 山鳥の尾の 一峰越え 一目見し子に 恋ふべきものか
《山一つ 越えた処居る あの児見て 一目惚れやて そんなんあるか》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六九四)
(尾→峰)
花ぐはし 葦垣越しに ただ一目 相見し子ゆゑ 千度嘆きつ
《又ぞろに 溜息出るん 垣根越し ちらと目の逢た あの児の所為や》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五六五)
色に出でて 恋ひば人見て 知りぬべし 心のうちの 隠り妻はも
《顔色に 出て焦がれたら 見つかるな 心で思う 内緒の児やで》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五六六)
心には 千重しくしくに 思へども 使を遣らむ 術の知らなく
《心では 千も万もに 思うても 使い出し方 わし分からへん》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五五二)
【旋頭歌】元掛け合いの二人歌 一人二役歌もあり
五七七を二度詠う
【正述心緒】心思いを直接に 物に寄せずに詠う歌
【寄物陳思】景色や物に託し付け 心思いを詠う歌
【比喩歌】人の姿態や行いや 感情を物に置き換えて
寓意含ませ詠う歌
【問答歌】二つの歌を並べ置き 掛け合い機微を詠う歌
――――――――――――――――――――
【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
こちらを ご覧下さい。
【古事記ものがたり】へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
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平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【十一月九日】放映分
振分けの 髪を短み 青草を 髪に綰くらむ 妹をしぞ思ふ
《髪の毛が 短て青草を 結わえ付け 大人振ってる あの児可愛らし》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五四〇)
【万葉歌みじかものがたり】《髪に綰くらむ》
巻十一に 納めるは 四百九十の 歌の数
人麻呂歌集を 除いても 三二九の 大歌群
ここに集めし 内容は 全て揃って 相聞歌
万葉集の 又の名を 恋歌歌集と 言う所以
旋頭歌 短歌 歌形 内容表現 いろいろに
正述心緒 問答歌 寄物陳思に 比喩の歌
万葉集に 編む形 編者意向の 歌順は
歌形式と 表現の 種類同じを 並べしが
これら全てを 解きほぐし 歌内容に 目を留めて
恋の諸相を 拠所に 並べてみたで ご覧あれ
恋の始まり 昔も今も
何のことない 一寸した弾み
男単純 見た目に惚れる
惚れてのぼせて 後何も出来ん
奥山の 木の葉隠りて 行く水の 音聞きしより 常忘らえず
《爽やかな 隠れ流れの 水音の 評判聞いて 気も漫ろやで》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二七一一)
(評判=あの児の評判)
振分けの 髪を短み 青草を 髪に綰くらむ 妹をしぞ思ふ
《髪の毛が 短て青草を 結わえ付け 大人振ってる あの児可愛らし》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五四〇)
あしひきの 山鳥の尾の 一峰越え 一目見し子に 恋ふべきものか
《山一つ 越えた処居る あの児見て 一目惚れやて そんなんあるか》【寄物陳思】
―作者未詳―(巻十一・二六九四)
(尾→峰)
花ぐはし 葦垣越しに ただ一目 相見し子ゆゑ 千度嘆きつ
《又ぞろに 溜息出るん 垣根越し ちらと目の逢た あの児の所為や》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五六五)
色に出でて 恋ひば人見て 知りぬべし 心のうちの 隠り妻はも
《顔色に 出て焦がれたら 見つかるな 心で思う 内緒の児やで》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五六六)
心には 千重しくしくに 思へども 使を遣らむ 術の知らなく
《心では 千も万もに 思うても 使い出し方 わし分からへん》【正述心緒】
―作者未詳―(巻十一・二五五二)
【旋頭歌】元掛け合いの二人歌 一人二役歌もあり
五七七を二度詠う
【正述心緒】心思いを直接に 物に寄せずに詠う歌
【寄物陳思】景色や物に託し付け 心思いを詠う歌
【比喩歌】人の姿態や行いや 感情を物に置き換えて
寓意含ませ詠う歌
【問答歌】二つの歌を並べ置き 掛け合い機微を詠う歌
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【古事記ものがたり】への誘い
古事記編纂1300年を期し 一大叙事詩を作ってみました
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