台風6号が近畿に近づいていた7月19日の夕方、急ぎ足でJR西日本・大阪駅の7・8番ホームに上がったら9番に新快速・草津行きが止まっていました。ダイヤが乱れています。そして、後方に目を移すと、223系のライトが目に入りました。「あれ、あんな近くに後続がいる」。今まで大阪駅で見たことがない光景です。
ホームの西に向かい、確かめると前面貫通扉に黄色のラインが入っています。福知山線からの快速でした。
9番停車中の新快速ときびすを接するように止まっている福知山線の快速。大阪駅でのダイヤの乱れはたびたび経験していますが、こんなに後続が接近しているのは見たことがありません。思わずカバンからP300を出してシャッターを押しました。
専門家に聞いてみると、大阪駅改修工事でホームも改修された際、9番の西端に第3場内信号機ができたのだとか。そう言われて写真をよく見ると、新快速の最後尾の上に信号機が見えます。後続の快速は信号機を通り越して止まっており、非常に短い間隔で信号が設置されていることがわかります。
これはダイヤの異常時に大きな駅の手前で列車が団子になってしまいますが、できるだけ間隔を詰めてダイヤの乱れを早期に収拾させる方策とのことでした。ダイヤが乱れるのは困りものですが、なんとか影響を小さくしようとする努力の一端を見ることができました。
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しかし、見られるといっても前頭車のお客さんくらいですからね。それと、かえって手の届くところにホームが見えていると、いらいらが募るだけかもしれませんよ。
乗客心理的にはどうかな、と思います。
でも、運転という観点からは、間延びした状態での団子より、ぎゅうと詰まった団子の方が次々にさばけるというメリットはあるのだろうと思います。
またまた、手厳しい(^^;)
定時運行には努力されているのでしょうが、無理矢理何がなんでも回復運転というようなことはなくなったのでしょうね。