けさはJR西日本・金沢支社の489系が団体臨時列車に充てられました。2月のアタマから向日町(操)所属の485系A8編成のモハユニットが不調となり、モハを提供するため、同操車場にやってきました。いつ動くのかと注目していましたが、19日、大阪から直江津まで485系で設定されていた団臨運用に、急きょ差し替えで入りました。
しかし、平日で出勤しなければならず、考えた末、出勤途中に撮影することにしました。そうすると時間的に撮影できるのは向日町(操)から宮原(操)への回送である「回9941M」のみ。撮影後、いったん帰宅することも検討しましたが、万一ダイヤが何かの事情で乱れた場合、撮影できず仕事にも間に合わないという最悪の事態に陥りかねません。そこで、スーツにネクタイ、コートという通勤姿にカメラザックと三脚というへんてこりんな姿で出かけることにしました。
ふだんより2時間半も早い電車に乗り、山崎に着いたのが5時50分。徒歩で名神クロスに行き、俯瞰撮影です。着いたときは、まだ真っ暗でしたが、東の空に雲が垂れこめ日の出は拝めなかったもののだんだん明るくなり、6時53分の通過時にはISO1600で1/640秒を切ることができました。もちろんこういった早朝の撮影に伴う愛機はNikon D700です。FXの高感度に助けられ、これまで難しかった時間帯でも撮ることができるようになりました。
ところで、この名神クロスを今回選んだのは、わざわざ出勤途中に下車してまで撮影に出向くのに、被ってしまっては元も子もないとの判断からです。ただ、手前右下が美しくなく、この点が本当のところをいえば気に食いません。列車に視線がいくので、まだましですけれど。
写真的には本当は、もう少し列車の後方を絞らなければならないでしょう。ただ、この写真に限って言えば221系快速がやや遅れ気味に並走してくれたため、スカスカ感が救われました。
ところで、スーツ姿にカメラザックと三脚を持って出社した人間が社内で奇異な目で見られたのは言うまでもありません(苦笑)
2009-2-19 JR京都線長岡京-山崎 回9941M 国鉄色ボンネット
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,62mm,ISO 1600
1/640秒,f2.8,WB:AUTO
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さて、被りが嫌だったのは本当です。高橋川にしようかと、実はかなり迷いました。安全なほうを選択しただけで、本当にこんな状態になるなんて思っていませんでした。これを結果オーライというのでしょうね。
ところで、A8のモハユニット本当のところはどうなのかなあ。というのも、きのう(18日)まで吹田工場にずっと同じ位置で止まっていたモハユニットって何なのかと、疑問が出てくるので。本日は未確認なので、どうなったのかわからないのですが。
上り列車、どちらで撮影されました?百山ですか?
方向幕というかこの回送時、ヘッドは何もなくて、蛍光灯むき出しでした。横は「団体専用」となっていたように思います。「団体」でなく「専用」までついているのが、珍しかったです。
被りを考慮しての俯瞰撮影お見事です。確かに内側線に列車が併走していますね。この分では高橋川では見事に撃沈したでしょうね。
真相は返却回送を兼ねた団臨代走だったんですね。A8に提供したモハユニットが戻されたということは、A8のモハユニットは不具合が直ったということなのですね。
わたしも大阪からの上りを撮影することが出来ました。方向幕がいつもと違っていましたね。