鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

陽炎立つ 青き狼EF200

2009-07-04 | EF200

 梅雨の晴れ間であっても、降り注ぐ日差しは強く、鉄路には陽炎が立っています。そのゆらめきを突いて、青き狼ことEF200が長大なコンテナ列車の先頭に立って驀進して来ました。

 EF200は何度もいうように、非常に高い性能を持つがゆえに、かえって使いづらいという弱点も抱え、後輩のEF210の後塵を拝しています。

 そんな中にあって、このような雄姿を見ると思わず声援を贈りたくなります。

 瀬田川橋梁でEF66-27号機を撮影した後、南草津に行きました。これまで南草津で降りて撮影したことはなく、撮影場所のバリエーションを増やすのが目的です。下りホームの京都方で三脚を立てながらふと上りホームに目をやると、駅員の方と目が合いました。すると、向こうから微笑んで会釈してくださり、私も軽く会釈しました。車いすの乗客の降車を手助けするために、来ておられたようです。
 たったそれだけのことですが、この駅にとても親近感がわきました。

2009-7-4 JR東海道線瀬田-南草津 5056レ
Nikon D300,AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),270mm,ISO 200
1/640秒,f8,-0.3段,WB:晴天

にほんブログ村 鉄道ブログ JR・国鉄へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青き狼 EF200

2009-05-11 | EF200

 JR琵琶湖線石山で5月10日に撮影した5071レ。

 牽引機のEF200を勝手に「青き狼」と名付けています。JR貨物になってから新製された機関車の中では、一番カッコがいいと思う機関車です。力強さ、鋭さが感じられ、まさに青き狼の風貌。
 お坊ちゃま顔のEF210も嫌いではありませんが、200のほうが断然、精悍ですよね。

 なかなか、かっこよく撮れたと思うので、ご紹介します。


2009-5-10 JR東海道線石山 5071レを引くEF200-10号機
Nikon D300,AF-S Zoom-Nikkor ED VR 70-300mm F4.5-5.6G(IF),90mm,ISO 400
1/640秒,f11,-0.3段,WB:晴天

にほんブログ村 鉄道ブログ JR・国鉄へ
にほんブログ村
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狼と桜 EF200

2009-04-12 | EF200

 東海道・山陽の雄「青き狼」ことEF200。私の好きな機関車の一つです。

 JR東海道線の長岡京-山崎を上る7090レを力強く引く11号機。咲き乱れる桜花の下を行く狼の姿をとどめました。午前5時50分、天気がよくすでにかなり明るくなっていましたが、イメージ写真として、あえてホワイトバランスを電球に設定して撮ってみました。コンテナが満載になっているのもうれしいですね。彼の力強さを示すことができるので。








2009-4-10 JR東海道線長岡京-山崎 
Nikon D700,Sigma APO 70-200mm F2.8 EX DG Ⅱ MACRO HSM,86mm,ISO 800
1/800秒,f2.8,WB:電球

にほんブログ村 鉄道ブログ JR・国鉄へ
にほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青き狼 近江路を行くEF200

2009-04-02 | EF200

 青き狼、EF200を久しぶりに昼間撮影しました。
 3月のダイヤ改正で、吹田から東ではなかなか昼間につかまえにくくなったのですが、29日の日曜日、5071レを引いて姿を現しました。
 前にも書きましたが、その風貌はもちろんパワーを持て余していることなどを考えると、飢えた狼のように感じられます。しかも、試作機の901号機も含めて21両しか存在しないのですから、孤高性も高いと思います。私は秘めた闘志も感じて、敬意を表して「青き狼」と呼ぶことにしています。

 他にもこのカマに魅かれる人は多いと思いますが、それはなぜなのでしょう。私は、その悲運性にあるのではないかと考えています。かつて、私が小学生のころ、山陰線京都口や福知山線にDD54というディーゼル機関車が登場しました。
 そのころ、ディーゼル機関車はDF50が幅をきかせ、さらに新鋭機としてDD51も走っていました。そこに鳴り物入りで新しく出てきたのがDD54。ドイツの技術を採り入れた機関車で、デザインもドイツ風で目を引きました。
 ところが、初期段階から故障が多く、結局40両製造されたものの早々と引退に追い込まれました。DD51が今も活躍しているのと比べると、なんと短命だったのかと思います。

 そのDD54とEF200は、デザイン的にも少し似ています。ゴツゴツした箱型で、運転席の下が外に向かって張り出した形も。DD54の40両に対してわずか21両。本来の性能を生かしきれないという点も同じではないかと思います。
 EF200の場合は製造両数が少ないだけで、よもや早くに引退するなどということはないと思います。しかし、どんどん増備されるEF210を見ていると、なおさらその悲運が目立ち、ついつい肩入れしたくなってしまうカマなのです。

2009-3-29 JR琵琶湖線能登川-安土 EF200-3
Nikon D700,AF-S ZOOM NIKKOR VR ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),70mm,ISO 400
1/640秒,f6.3,-0.7段,WB:晴天

にほんブログ村 鉄道ブログ JR・国鉄へ
にほんブログ村




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明けの勇者 EF200

2009-03-26 | EF200

 本日も、相変わらず仕事です。したがって新しいネタがあるわけではありません。でも、この不況下に働けるということ自体、大きな感謝ですよね。

 さて、当ブログにもちょくちょく遊びに来てコメントを残してくださるC62重連さんも嘆いておられますが、3月14日のダイヤ改正で吹田から梅小路界隈でEF200の姿を日中、とんと見かけなくなりました。このカマ、気に入っていたんですけど。面構えが、なんとも電気機関車って主張していると思いませんか。
 しかも、すごいパワーを秘めていて高速コンテナ貨物をぐいぐい引っ張る力を持っているのです。1600トン列車を想定して造られたのですから。でも、フルパワーを発揮すると、電圧降下が起きて周囲の列車、電車に影響が出るそうな。だから、力を秘めざるをえないのですが。
 その姿形と、力を持て余していることから、私は森に咆哮するオオカミを連想します。そこで最近、勝手に「青き狼君」と名づけています。

 今度、青き狼君を撮影できるのは、いつかなあ。

 写真は2008年10月18日、JR西日本桂川駅開業の日の朝。梅小路から貨物線を通って下り本線に向かう1065レ。この列車もEF66に変わってしまいました。

2008-10-18 桂川駅ホームより
Nikon D300,AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED,ISO 400,1/500秒,f20,WB:晴天



にほんブログ村 鉄道ブログ JR・国鉄へ
にほんブログ村
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする