ららぽーとに入ると「タイムセールで3枚以上は2割引」の声が響いている。 呼び込みは、仲間うちでは「呼び込みの法則」といって、末路を心配する。
ホッカッチャは、見た目はパン屋のピザに似ている。食べてみると、生地は、ピザ屋のどのようなピザでもなく、パン屋のパンのピザでもない。 パリパリでもモチモチでもない。歯ごたえと歯切れが良く、なんとも言えぬ小麦粉の良い香りがする。端の方はサクサクしていてクッキーのような感触だ。 具が少しさみしく見えるがオリーブオイルの良い香りもし、夢中で食べてしまう。
ミネストローネは、最初、スプーンを使わずにそのまま飲もうとしたら、上手く飲めない。それは、色々な豆ややさいがたくさん入っていて、汁より固形物の方が多いためだ。
コーヒーの店でパンとコーヒー、ハンバーガーの店でセットを頼む方には、レベェッロのホッカッチャ三枚でスープセットはお勧めだ。 同じぐらいの値段なのに満足感はかなり高くなる。
少しひんやりとした気持ち良い夜の空気のなか、銀座と東京駅の間の妙に地元っぽい一角にある どみそ に向かう。
麺はゴリゴリするように感じるほどかためで太い。ふにゃりとしてくっつきやすい麺とは対極にあり雄々しさを感じる。
汁はみそラーメンならではのすばらしい味だが、ほかでは味わったことのない味だ。初めて見るがなつかしさを感じるといった感触だ。 こってりといっても重くはなく、お代わりしたくなるぐらいだ。みそラーメンのあるべき姿はこれだと感じる汁だ。
シャキシャキしてさっぱりとしたもやしにより、濃厚な汁にのめり込んで行く舌が我に返る。シャキシャキと噛んでいるともやしの良さを強く感じる。こんなことはめったにない。
玉子は余計な味は付けられておらす黄身の味を楽しめる。
チャーシューは一枚を一口でたべるとカサカサした感じがする。六等分か八等分したぐらいの大きさでたべると浸った汁を突き破るように現れる旨みを感じることができる。
のりはかためであり、汁で少しふやかして、ふやけたた辺りの汁をれんげですくって、海苔の風味を楽しむ。
来て良かったと思う。
食べ終わり、今日は、裏口から店を出る。
曇っていて少し寒い。
豊洲の交差点の交番を通り過ぎ、ららぽーと に向かう。
グランブッフェ ハワイアンアイランドは、外から見ると敷居が高いかなと感じるが、中に入ると、気楽で気分がよくなる感じだ。南国風のファミリーレストランで食べ放題をしているという感じでもある。 普通の食べ放題の店ならば、一通り食べて気に入ったものを更に取りに行くが、一通り食べる前に満腹になるほど料理の数が多い。 ずっしりくるあぶらっこいものはなく、野菜や炭水化物のものが多い。 ハワイに偏らず揚げ物や和食もある。
コールスローは甘いパイナップルの果汁がかけられており、これぞハワイアンと言う感じだ。 コーヒーゼリーはコーヒーの苦みが鮮明に感じられ素晴らしい。
夜、ゆりかもめ豊洲駅近くの宅配便の営業所に送付物を出す。 夕食をとろうとビバホームに向かう 。CoCo壱番屋を通り過ぎようとしたところ、店頭の垂れ幕のカキフライカレーの写真が目に入る。後ずさりし立ち止まり、じっくりとみる。 カキフライの引力は強く、階段を軽々と登らさせてくれ、店内に吸い込まれる。
メニューの様々なカレーは数ヶ月前のものとはかなり入れ替えられ、別の店に入ったような感じさえする。 ご飯の量や辛さの強さには分かり易い注釈が付けられていて感激する。
カキフライには半分カレーがかけられている。 熱々のカキフライを噛むがやはり熱い。スプーンで半分に切って食べるのが良さそうだ。 カレーのかかっていない部分からは、カキのカキらしい成分が濃く感じられる。深みのあるカキフライにしばしひたる。 カレーがかかったところも、意外に、カキの風味をそこなうことなくカキフライ+カレーを楽しむことができる。
サラダは野菜が少な目だ。もう少し増量して欲しいところだ。うずらの卵のフライはあっさりしている。ゴマのドレッシングやカレーなどと相性が良い。ベーコンは絶妙の塩加減だ、そのまま食べるのがよい感じだ。カレーやドレッシングとも合う。